核攻撃後に死の灰が降ってきたら30分以内にマスクとブラシを使う、これが生死の分かれ目。

核爆弾が落ちたら実際にどうすればいいのか?こんな質問を自分に問いかけてみた人は、そう多くはないかもしれません。 でも現実的には、「核戦争=世界の終わり」ではなさそうです。

Nuclear Explosion Fantasy

冷戦時代はメガトン級の爆弾の実験が行われ、弾頭一つで何十キロもの半径を焼き尽くすというイメージがありました。ところが現在の実際に使われうる核爆弾のサイズは、当時に比べて大分小さくなっているそうです。局地的に使われるものとしては0.1から10キロトン位の大きさで、核爆弾としては小型の部類になります。例えば、1キロトンの核弾頭が投下された場合、爆発時の放射線の影響を直接的に受け、死亡する確率が高い域は大きくとっても爆心から半径2キロ以内です。迅速な医療保護を受けることができれば、半径2キロ以内でも助かるチャンスは残されています。 また、コンクリートの建物の中にいれば、生存率は大きく高まります。広島(15キロトン)や長崎(22キロトン)の被害も、現代のようにコンクリートの建物が多かったら犠牲者の数が少しは抑えられていたと考えられています。

2005-09 広島 爆心地 Hiroshima ground zero

最初の爆発を逃れることができたら、初期放射性降下物(いわゆる死の灰)の影響から逃れる必要があります。

死の灰は爆発後に降り始め、数時間は降り続ける放射線レベルの高い降下物です。まずは、質量が高い物、もしくは大量の物に守られた場所に速やかに避難しましょう。地下鉄の駅や地下街、それに大型ビルなどが良い例です。避難時間はできれば5分以内、長くても30分以下に抑えます。それを越えると体に異変が起こり始めます。急ぎとは言っても車での移動は勧められません。渋滞などを避けるために徒歩か自転車で移動しましょう。

浅草地下商店街

この移動の際には体内被曝を抑えるためにマスクをつけましょう。なければハンカチなどで代用します。手袋、帽子、レインコートなどは外部被曝を押さえます。服などについた死の灰を避難先に持ち込まないよう、入り口でブラシなどで落としましょう。

SAKURAKO - Behind the mask.

死の灰はずっと危険なわけではありません。「7の法則」に従い、放射線量は時間が7倍になるごとに1/10ずつ減衰します。約2日後(49時間後)には放射線量は1/100に減衰する計算です。全面核戦争でなければ、それまでには救助隊が仮避難した場所に助けに来てくれるはずです。簡易シェルターを前もって用意するなら、最低でも2日分の水や食料を用意したいですね。また避難や救助の状況を確認するためのラジオも必須です。

大地震で非常食を頂いた

核爆弾の爆発が地上に近いほど降下物の量は多くなります。また風向きやその強さによって影響を受ける場所が変わります。本避難の際にはそれらの点も考慮しましょう。

自宅や仕事場の周りで大きなコンクリートの建物がないか目星をつけておくと良いかもしれません。またマスクやレインコートなどを常に持ち歩いておけばより安心です。

コメント

おすすめの記事