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Lifehacks

この女性は描いた絵で、彼女がうつ病の時どう感じていたかを伝える。

アーティストのDestiny Blue(デスティニー・ブルー)は、愛に溢れたとは言い難い環境で育ちました。「ひとりぼっちで考え込んで感情の波にのまれ、自分の領域を侵されているように感じていました」長い間、自分のことを怠惰で無価値だと思い込んでいたデスティニーですが、ある時病気だということに気がつきます。

「心の中は、まるで燃え盛る炎で焼かれていくかのように、恐怖に蝕まれていました。うつ病のせいで、自分が命のない灰色の石になったように感じました」体を動かすことが辛くなり、ベッドから出られない日が続きます。友人や家族との溝は深まっていく一方でした。「歩こうとするだけで、行く手を阻む大きな塊の中を歩いているような感覚で、歩くだけで息を切らしてしまうのです」次第に衣服を着替えることさえ辛くなり、普通に生活することができなくなっていました。

2015年、幻覚を見始めたデスティニーは精神病院への入院を決意。現在も治療は続いていますが、未来のことを考えられるようになったと言います。もちろん辛い日もありますが、今は、そういう時にどう対応するかを身につけたそうです。

調子の良い時も悪い時も、常に彼女と一緒にいるのは彼女のノートパソコンです。ここに彼女はうつ病になって感じることを描いています。「セラピーに加えて、アートは治療の大きな役割を果たしているの」とデスティニー。Facebookで作品を公開し、そこに込められた想いや意味を説明しています。

1. 「大丈夫 — 大丈夫じゃない」

2. 「あなたの言葉は銃弾のように、私を傷つけるはずだった。でもあなたは望んでいないかもしれないけど、あなたの言葉のおかげで私は翼を育んだ」

3. 「本当に自分を見つけるのはとても難しいこと。色が見分けられないのにルービックキューブを解こうとしているようなもの」

4. 「自殺したい」

5. 「私は怒っている。私のことを醜い、無価値、気持ち悪い、ばか、つまらないと言う人がいるから。私は怒っている、だってひとつも私には当てはまらないから」

6. 「私の人生の物語の筆者は私で、人生を選ぶのは私」

7. 「誰もが迷路を抱えている。簡単に解ける人もいれば、時間がかかり深みにハマる人もいる」

8. 「傷ついた蝶々を見た彼女は、誰も見ることのできない彼女自身の傷を想う」

9. 「調子いいわ」

デスティニーにとって、描くことは治療の一環ですが、自分の作品で同じ立場にいる人を勇気づけられればと願っています。「一人じゃないということを知ってほしい。あなたのことを理解し、あなたの歩む道がどれだけ困難で、前に進むのにどれだけタフでなければならないかわかっている人は必ずいます」

うつ病と向き合い、絵で表現することで心の折り合いをつける方法を見つけたデスティニー。多くの人に彼女のメッセージが響きますように。