水銀量の高い魚介類・鯨類はこれ

「不思議の国のアリス」に出てくる「帽子屋」は英語で「Mad Hatter(狂った帽子屋)」と言います。 18世紀頃、フェルト製造に使われた水銀によって中毒になる帽子屋が多かったからと言われています。日本でも、昔は奈良の大仏建造時の金メッキや水銀中毒による公害病などで人々が命を落としたという例がありますが、現代の私たちが食べていうるものの中にも長期的に大量に食べ続けると水銀中毒になる危険なものがあります。魚介類・鯨類の一部です。

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1. マグロ

きときと寿司氷見本店 中トロ

マグロの場合、残念なことに水銀の濃度は大トロの方が赤身より多い傾向があります。カツオは分類上は広義のマグロ類に入りますが、水銀濃度は比較的低いそうです。

2. サメ

海の食物連鎖の上に位置するサメは水銀の蓄積も多くなります。高級なフカヒレや、一部のカマボコにも使われています。

3. キンメダイ

Simmered KIMMEDAI (Choshi, Chiba, Japan)

煮付けや刺身、いろいろな調理方法で美味しくいただける金目鯛も注意すべき魚介類の一つです。でも旬の冬に頂きたい魚ですね。

 

4. クロムツ

lunch @ sanshuya むつ照り焼き定食(三州屋・銀座)

「ムツ」が名まえについた魚はたくさんありますが、中でもクロムツは水銀を溜めやすい傾向があるのだとか。

 

5. ハクジラ

Sperm Whale (Physeter macrocephalus)

水中のプランクトンを食べるヒゲクジラより、肉食のハクジラの方が水銀のリスクが高まります。

 

6. ハンドウイルカ

Atlantic Bottlenose Dolphins @ Dolphin-Research-Center, Grassy Key (Florida)

日本生協連の「魚介類・鯨類の水銀についてのQ&A」で一番メチル水銀濃度が多かったのはハンドウイルカです。しかも『ミンククジラ」「クジラ」などと不適正な表示をして発売されていたとの報告もあるので、注意が必要です。 

ハンドウイルカについては、厚生労働省が妊婦に推奨する消費量は妊婦は2ヶ月に1食までとなっていますが、日本生協連では妊婦、幼児、近く妊娠を予定されている人はイルカは食べないほうがいいと推奨しています。また、妊婦でない人の場合も、リスクの高い魚類も主菜として食べる場合には、週1回以内に抑える必要があるとしています。

以下はアメリカ合衆国環境保護庁の推奨をイラストにしたものです。

Wikipedia

なおサンマ、イワシ、サバなど庶民的な魚は水銀濃度が低いことが知られています。ちなみに、水銀を体外に排出するには硫黄を多く含む食品が有効なんだとか。硫黄を多く含む食材には、卵、鶏肉、ニンニク、玉ねぎ、ねぎ、ニラ、アスパラガスなどがあります。魚介類の水銀汚染を心配するだけに限らず、やはりバランス良く食べることが大切ですね。

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