Lifehacks
美容師は客の頭皮に斑点を見つけ固まった。それが女性の命を救うことになる。
その日、オハイオ州レークウッド在住のアイリーン・コリーは行きつけの美容院の担当美容師カーリ・フィリップスに生え際のカラーリングの予約を入れていました。
しかし、実際にアイリーンの髪のカラーリング準備に取り掛かったカーリは、突然、あるものを目にしてギョッとします。
「頭を何かにぶつけたの?」カーリは長年の馴染み客に尋ねました。アイリーンは頭を打ったことはないと答えました。
「ここに何かあるんだけど、あまり良さそうなものに見えないの」とカーリ。アイリーンの頭皮をスマートフォンのカメラで撮影し、本人に見せました。画像を見たアイリーンは不安を覚えます。
@EileenKorey is not done reporting health news! This time it’s her own story tonight at 6p! pic.twitter.com/2SuMBsnTDr
— Monica Robins (@monicarobins) 10. Juli 2017
10円玉よりやや小さめのサイズのホクロが頭皮にできていたのです。色ムラがあり、打撲によるアザのようにも見えました。アイリーンはカーリの美容室で3週間毎にカラーリングに通っており、前回の施術の際にはホクロは現れていなかったのです。健康関連のニュースのレポーターとしても活躍していた経験を持つアイリーンは、この奇妙なほくろに心当たりがありました。そこですぐに専門医に診てもらうことにしたのです。
結果的に彼女が取ったこの迅速な行動は、彼女自身の命を救うことになりました。というのも、診察した医師からただならぬ事実が告げられたのです。ほくろのように見えたそれの正体は、なんと初期の悪性黒色腫(メラノーマ)という癌の一種だったのです。幸い早い段階で治療を開始することができたアイリーンの生存率は90%と比較的高い確率です。
皮膚ガンは、非常に致死率の高い深刻な病です。ただし、アイリーンの症例のように発見が早期であれば、完治の可能性は高いとされています。身体に悪性黒色腫と疑わしいホクロが形成されていないかチェックする際は必ず頭皮の確認も忘れないようにしましょう。そして日光の当たる屋外で過ごす際は帽子をかぶることが重要です。
「ホクロを見つけてくれてありがとう!あなたのおかげで命拾いしたわ」頭皮の異常に気付き教えてくれたカーリにアイリーンは心から感謝しています。
自分ではなかなか気づきにくい頭皮の悪性黒色腫を早期発見することができたアイリーンは実に幸運でした。アイリーンの頭皮の異変をすぐに察知したカーリの観察眼は実に素晴らしいですね。アイリーンが1日も早く、無事に完全回復できますように。