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DIY

39歳の夫は家の外に巨大な穴を掘り始めた。20年後、驚くべき結果に。

9歳のミッキー・ソーントンは、いつか自分だけのプールを手に入れたいという夢を抱く少年でした。周りを気にすることなく、のびのび手足を伸ばして泳げる大きくて深いプールが欲しかったのです。1992年、38歳になっていたミッキーは、家族と一緒にテネシー州コヴィントンに引っ越しました。そしてついに少年の頃からの夢を実現しようと動き始めます。天候が許す限りいつでも家族と楽しめるプールを作ることにしました。

YouTube/ Screen 24

翌年の1993年、偶然にも合衆国の「労働の日」である9月4日にプロジェクトを開始。妻からの希望はただ一つ、プールは家から離れた場所に作って欲しいということでした。妻には先見の明があったのかもしれません。20年後、当初直径6メートルほどだった穴は人口湖と見間違うほどの大きさになっていました。

コンクリートと18トンの鉄で作られた約293メートルの巨大なプールには岩の形を模した滝まで設置されていて、貯水量は50万ガロン以上あります。自分の家族向けに作り始めたプールでしたが、今では誕生日パーティ、結婚式、子供たちのスポーツチームの会合などさまざまな用途で使われています。なんと野球の日本代表チームも利用したことがあるそうです!

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1998年から99年にかけて一家はプールのゴム製の内張を変え、滝を設置。2013年さらに設備を最新のものにし、より目の細かなフィルターを導入しました。このプールは当初は無料で開放していましたが、利用者から使用料を手渡されることが多かったため、今では利用者が遠慮せず使えるようにと手頃な価格の入場料を設定しています。

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さまざまな人々が利用するこのプールですが、異なる教会に所属する信徒400人以上がここで洗礼の儀式を受けたそうです。そんなプールなかなかありませんね。

YouTube/ Screen 24

ミッキーのプロジェクトが実を結んだ様子はビデオでもご覧いただけます。(英語音声のみ)

20年一生懸命に掘り続け、父親はついに子供の頃の夢を叶えることができました。大プロジェクトの最終形態は素晴らしいものになりました。この美しい湖に飛び込んでリフレッシュしたくなってきますね。