消化が阻害されることで体に出る影響

便秘、膨満感、吐き気、下痢など消化器官に問題を抱える人は多くいます。しかし小腸の粘膜に穴が空き、菌やウイルス、タンパク質が血中に漏れ出すことで、消化器系の問題が起こるということを知っている人はほとんどいないでしょう。 この状態はリーキーガット症候群(腸管壁浸漏)と呼ばれ、思ったよりもずっと多くの人がこの症状を患っていると言うことが明らかになっています。

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リーキーガット症候群とは?

腸壁には強力なバリア機能があり、有害物質やタンパク質、菌やウイルスなどが腸壁から血中に流れ込むのを防いでいます。ところが、腸壁のバリア機能が損なわれると腸の細胞が炎症を起こして小さな穴が開き、有害物質などが体内に流れ込んでしまうのです。

どんな症状が出る?

腸壁のバリア機能が低下すると腸が炎症を起こし、炎症性腸疾患(自己免疫疾患であるクローン病や潰瘍性大腸炎)を発症します。さらに腸内環境が崩れるため、様々な問題を引き起こします。

  • お肌のトラブル(ニキビ、乾癬など)
  • 倦怠感
  • お腹の張り
  • 下痢
  • 偏頭痛
  • 胃痛
  • 関節痛
  • 食品不耐性
  • 喘息
  • エストロゲン優勢
  • 不眠症
  • うつ、気分の落ち込み
  • インスリン抵抗

本来腸で排除されるべき様々な有害物質が体内に入り込むので、いたるところで徐々に炎症を起こすのです。

原因は?

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実は私たちの腸はどれもある程度はリーキーガットの状態です。というのも、腸壁のバリアは完全に不透過ではないからです。遺伝的に消化機能の変化に敏感な人もいますが、遺伝子だけが原因ではありません。ハーバード大学メディカルスクールによれば、平均的なアメリカ人の食生活(食物繊維が不足し、砂糖と飽和脂肪酸を大量に摂取)や、過度のアルコール摂取やストレス過多は、リーキーガットを生じやすいということを裏付ける研究結果が増えているそうです。

治療法は?

様々な症状を抱えていても「リーキーガット症候群が原因」と診断されることはほとんどないでしょう。しかし、何年にも渡って苦しんできた慢性的な症状を治療する最初の一歩として、腸内環境の改善を推奨する医療従事者もいます。食生活を変化させ、腸内の環境を整えるのです。まず、腸の炎症の引き金となっていると思われる加工食品、嗜好品、医薬品の使用を中止します。そして腸内環境をいたわり、腸に負担をかけない食生活に切り替えましょう。

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