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Lifehacks

【残念なお知らせ】自分は写真写りが悪いと思っていた。しかし真実を知って足が震えた。

パーティで楽しい夜を過ごし、後日友人がFacebookでタグ付けしてきた写真を見て、「ゲッ、こんなの私じゃない」と思った経験はありませんか?写真写りが悪いと嘆く人は多いもの。しかし、それは本当でしょうか?もしかしたら、鏡でいつも見ているあなたの顔より、その「写真のあなた」の方が正確な姿かもしれません。今回は写真写りが悪いと思ってしまう理由5つをご紹介します。

Grace - Mirror
1 まず鏡が映し出しているのはあなたの反転した姿である

そもそも人は自分の姿を見ることはできません。歯を磨く時、髪を整える時、あなたがいつも見ているものは鏡に映る自分の像です。そして多くの人がそれが左右反転された姿であるということを忘れています。

心理学の世界では「単純接触効果」と呼ばれるものがあります。これは、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという心理的効果のことで、これは日常生活の様々な場面で起こっています。私たちは、普段見慣れている左右反転された自分の顔に愛着を持っているのです。だから、写真に写し出された左右反転されていない自分の「正しい顔」を見ると、美しい、醜いに関わりなく、親近感どころか、強い違和感を抱いてしまうのです。

MASSIVE CAMERA
2 カメラでいくらでも変わる

でも鏡に映る姿が本当のあなたでないからと言って、写真に写るあなたが本当とも言えません。カメラやレンズのチョイス、また光や角度の効果でいくらでも変わるためです。強めの光はあなたのシミを隠してくれるかもしれませんし、アオリめで撮られた写真であればあなたは高身長に見えるかもしれません。しかしその逆ももちろんあり得るのです。

写真家によると、望遠レンズはたいてい写真写りが良く撮れますが、実際よりも被写体が平らになっているような印象を与え、鼻や胸などの幅をわずかに圧縮してしまうそうです。逆に旅行者用小型カメラで撮影された望遠スナップはネットに投稿されると太って見えてしまうのだとか。写真写りが悪い!と思った写真は、もしかすると最悪の光で最悪のレンズで撮られたものだった可能性があります。

 
 
 
 
 
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3 カメラフラッシュ

カメラのフラッシュは素晴らしい発明でした。暗い環境下でも鮮明に被写体を捉えることが出来るからです。しかし美的なことを言えば、必ずしも優れたものとは言えないかもしれません。一説によると、カメラのフラッシュはあなたを7歳老けて見えさせると言われています。そもそも人間の目は、明るさを自動的に調整し常に一番良い明るさで私たちにものを見せてくれていますが、カメラはそれができません。極端に明るい光が上乗せされたような不自然な顔が写真に写っていたら、「写真写りが悪い!」と思ってしまっても不思議ではありません。

 
 
 
 
 
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4 写真を撮るのは大概変な状況である

証明写真が犯罪者のような写りになってしまうと嘆く人も多いでしょう。でも冷静に考えると、「写真を撮る」のはいつでもちょっと特殊なシチュエーションです。例えばパーティだったり、旅行中だったり、あるいは証明写真のブースだったり。いつも鏡で自分を見ているときは、あなたは大抵ひとりで、リラックスして自分に自信が持てる状況でしょう。しかし集合写真となると話は別です。誰かが想定外のアングルから「チーズ!」と急に叫び、あなたは変な角度に首を曲げぎこちない作り笑いを浮かべるでしょう。もちろん現像された写真には、あなたのいつものリラックスして自身に満ちた微笑みはありません。

 
 
 
 
 
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5 というか実はそもそもあんまり魅力的じゃないのかも

しかしより根本的な問題があるかもしれません。2008年アメリカで行われた研究によると、人々は、画像加工ソフトで「明らかにより魅力的」なものに加工された自分の写真をなんの疑いもなく「自分の顔だ」と認識したそうです。この実験が示唆するところはひとつ、そもそも人間は自分をより魅力的だと思いたがる傾向があるということです。あなたが自分に抱くイメージはそもそも幻想で、鏡もしくは写真に映る生々しい、少し魅力に欠いたその姿こそあなたの本当の姿である可能性は否定できません。

いかがでしたか?このように「写真写りが悪い」と思ってしまう事にはいくつもの理由が考えられます。いずれにせよ多くの理由が刷り込まれた「自己イメージ」と現実との乖離であるということは言えるでしょう。自分に良いイメージを持つことは素晴らしいことですが、その乖離が大きくなりすぎるのも困りもの。何度もざまざまな状況で写真を撮って、自己イメージとの乖離を小さくしておくことが「写真写りが悪い」と思わなくなるための第一歩なのかもしれません。