肥満の原因となる5つの消化器疾患

厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要」によると、日本に住む20歳以上の肥満の割合は男性31.3%、女性20.6%となっています。肥満の主な原因は食生活の乱れや運動不足と言われていますが、代謝疾患や代謝内分泌疾患(甲状腺機能低下症)なども肥満を招くことが判明しています。そんな中、まだ広く知られていない事実が存在します:それは消化器疾患も肥満の原因となりえるということです。

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中でも次にご紹介する5つの消化器疾患は肥満の原因と言われています:

1.胃潰瘍

胃潰瘍とは胃の粘膜が遺産などが原因でただれて深く傷ついた状態のことを言います。悪化すると胃壁に穴があいてしまう事もあります。症状として吐き気や、嘔吐、みぞおちの痛みや出血などが挙げられます。消炎鎮痛剤やヘリコバクター・ピロリ菌への感染がその主な原因とされています。

軽い食事の後は痛みがなくなると言われ、胃潰瘍を患っている患者はその痛みを和らげるために必要以上に食事を摂ってしまう傾向にあります。これが肥満の原因となる理由です。胃潰瘍の正確な診断には内視鏡検査が欠かせません。また胃潰瘍の疑いのある方は、コーヒーやニコチン、アルコールや油ものを控えることをオススメします。また水や、緑茶などアルカリ性のお茶をできるだけ摂取するよう心がけましょう。

2.過敏性腸症候群

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過敏性腸症候群の患者は、医師が血液検査や尿検査などを行っても特に異常が認められないにも関わらず、便通異常が持続する消化管疾患です。腹痛、吐き気、下痢、便秘や便通異常がその症状にあげられ、患者には炎症や腸内フローラのバランスの乱れが見受けられます。これが肥満の原因となるのです。過敏性腸症候群にお悩みの方は、低糖の食事に切り替えることをオススメします。さらに一度に沢山の食事を摂るのではなく、1日5回に小分けするなどの対策が効果的です。

ストレスも過敏性腸症候群を引き起こす要因の一つと言われていますのでご注意を!キャラウェイティーやフェンネル茶はお腹の張りに効果的です。腹痛がする場合は、湯たんぽで腹部を温めるよう心がけて下さい。痛みがあまりにもひどい場合には鎮痛剤の服用をオススメします。

3.便秘

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なんと便秘も肥満の原因になります。便秘になると老廃物が腸に溜まり栄養素がうまく体に吸収されなくなる上、体内の毒素を排出しにくくなるため体の中に余分なものが溜まり、ホルモンバランスが崩れ、肥満に繋がります。便秘を解消する方法として効果的なのは、1日最低でも2〜3リットルの水を飲むことです。それから1日30分でも良いので、運動を心がけるようにしましょう。運動する習慣のない方は、まずウォーキングから始めてみると良いかもしれません。さらに重要なのは果物や野菜、全粒穀物などに含まれる食物繊維を定期的に摂取することです。便秘がひどい場合は植物性の便秘薬が効果的です。

4.腸内フローラのバランス異常

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腸内バクテリアが多すぎたり少なすぎたりすると、栄養素の吸収と分解に支障をきたす恐れがあります。さらに新陳代謝が遅れることにより体重が増加し、結果として便秘や下痢になってしまいます。崩れた腸内フローラのバランスを改善するには、乳酸菌などの善玉菌を含むカプセルの摂取をオススメします。さらに油っこい料理や甘いものを控えるように心がけましょう。油ものや砂糖の多い食品は腸内の水素イオン指数に悪影響をもたらす可能性があるためです。

5.胃食道逆流症

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欧米では成人の40%が悩んでいるというこの病気は、食べ物や胃酸が逆流しないようにしまっているはずの噴門が何らかの原因で開いたために食道に逆流して胸焼けなどの症状を起こす病気です。全粒穀物を含んだ食べ物やバナナなどは、この病気の症状を軽減させてくれると言われていますが、これらの食品は高カロリーのため過剰摂取は肥満の原因となります。胃食道逆流症にお悩みの方は甘いもの、辛いもの、油っこいものなどを控え、ニコチン、アルコールや炭酸水などもできる限り摂取しないよう気をつけてください。また、夕食は最低でも就寝の3時間以上前に摂るようにしましょう。就寝の際は枕をもう1つ足して上半身が下半身より高い位置にある状態を保つように心がけましょう。

消化器疾患が原因の肥満でお悩みの方は、医師の正しい診断を受けることをオススメします。病気でないという方も、バランスのとれた正しい食生活と十分な水分補給、そして日々の運動を心がけましょう。

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