DIY
この女性は石をリアルな動物たちに変えてしまう
中田明恵さんは子供の頃から石を集めるのが好きでした。数年前、河原を散歩中に中田さんはあるものを拾います。その冷んやりとしたスベスベな石を見て、こう思ったのです。
「ウサギみたい!」
そこからこの一連のシリーズは出発しました。
自然界の石の形を最大限に利用して、その筆で石をリアルな動物に変えてしまうというものです!
コマドリだろうとパグだろうとヒョウだろうと、アクリル絵の具によって、命を吹き込まれてしまいます。
可愛い手のひらサイズの動物!
中田さんは言います。
「描くとき、私はいつも石に語りかけます」
石はそれぞれに魂を持っています。
中田さんはゼロから生み出すというより、その魅力を引き出すだけで良いと感じでいます。
最後に描くのはいつも目です。
本当に生が宿ったと感じたとき、筆を置きます。
「どれだけ手を加えたかではなく、どれだけ生命を感じるかが大事なのです」
確かに、冷たいはずの石の数々は血の温かみすら感じさせます。
中田さんはこれらの石を販売するストーンアーティストです。
しかし石が自分の手を離れるのはいつも辛いそうです。
道端の何気ないところに、生命は転がっているのかもしれませんね!