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【さかのぼって見ると面白い】1960代から1980代を席巻したファッショントレンド
社会の変化と共に変化するトレンド。最近では若い世代を中心に、90年代のファッションやメイクに今っぽさを加えたスタイルが流行中です。目まぐるしく移り変わるファッショントレンドですが、今流行中のレオパード柄のアイテムやホットパンツなどは1960年代に登場したものですし、時代はまわることを感じずにはいられません。
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この記事では、ポップで華やかな60年代ファッションからヒッピームード満点な70年代ファッションまで一挙にご紹介します。その時代に生まれた人なら、子供時代のアルバムに映る親のファッションと重なるかもしれません。
1960: ペチコート、パニエ
ペチコートやパニエでドーム型に大きくふくらませた女性らしいAラインのシルエットが流行。大きく膨らむフレアスカートは若い女性の定番でした。
1961: ハイネックデザインのワンピース
60年代初めにはハイネックタイプのエレガントなワンピースが流行。スタイルをよく見せるために体のラインに沿ったデザインが好んで作られました。
1962:レオパード柄
今では定番アイテムのレオパード柄が大流行したのは1962年。帽子やバッグとゴージャスにコーディネートされるスタイルが流行りました。
1963: サイケデリック柄
エスニック柄やペイズリー柄に代表されるサイケデリック柄は60年代のヒッピー文化と共に大流行。この柄は、その名前にある通り、当時幻覚剤によって見える幻想的な景色をモチーフにしたと言われています。
1964: ベビードールドレス
ベビードールドレスは、当初女性用のミニタイプのネグリジェの一種としてデザインされたものでした。映画「ベイビードレス」にちなんで名付けられた、アンダーバストの切り替えからルースな広がりの裾をもつスタイルのドレスは、日中も着用されるように。本物の人形のように見えるこのスタイルが若い女性の間で流行しました。
1965: モッズファッション
モッズファッションはサイケデリック柄がそうであったように、文化的な背景から生まれたファッショントレンド。「モッズ」と言う言葉は、英語の「モダニスト」に由来し、1960年に流行に敏感な若者たちが、イギリスの階級社会の中で高所得層への反抗からくる自己表現として生まれました。花柄や水玉など派手な色彩、細身のスーツをテーラーで仕立てて、細身のシャツ、股上の浅いスリムパンツ、ブーツなどがその定番スタイルでした。
1966: 大振りイヤリング
60年代の半ばは、イヤリングは大きければ大きいほど言いと言われるように。ワンピースなどの合わせるドレスは単色でシンプルなものを選び、耳元のお大きなアクセサリーを引き立てるスタイルが流行しました。
1967: ベルボトム
元々は大工さんの仕事着だったと言われるベルボトム(ブーツカット)パンツですが、60年代のポップカルチャーシーンで大注目され一躍トレンドアイテムとなったのです。
1968: チェック柄スタイル
チェック柄で薄手のウール素材でできたスカートやワンピースは1968年頃から街で見かけるスタイルに。スリムはトップスにチャック柄ボトムを合わせたコーディネートは今でも定番のお洒落スタイルです。
1969: 柄タイツ
60年代の終わり、シンプルなデザインのワンピースやスカートに柄タイツを合わせるスタイルが流行。カラフルなものからシックなものまで、様々なものがありました。
1970: 宇宙ルック
アメリカの人気テレビ シリーズ「スタートレック」をはじめ、1950年から1960年代のSF作品にインスピレーションを得て70年代の初めには近未来的な宇宙ルックが登場しました。
1971: ホットパンツ
宇宙ルックの流行からワンピースやボトムの丈はさらに短く。1971年にはホットパンツが登場し、大流行に。ロングブーツとのコーディネートが若い女性たちの間で定番スタイルとなったのです。
1972: ターバン
今ではお洒落上級者アイテムなターバンですが、初めてモード界に現れたのは1972年。その当時はベルベット生地の光沢のあるものが特に流行していました。
1973: ショートパンツとタイツ
ホットパンツが流行して2年後、ロングブーツとのコーディネートではなくタイツと組み合わせで再度ショーパンブームに。
1974: クロッグ
1974年、ミニスカートやミニワンピースとこの厚底で高いヒールのタイプのサンダルのコーディネートが流行。この年代、クロッグサンダルが原因で捻挫した人が多かったと言われるほど。
1975: 派手色ワントーンコーデ
まるでバナナのよう…などぎつい黄色のワントーンコーディネートができたのは70年代の流行のおかげ。1975年頃には明るい派手色を身に付ける人を街で多く見かけました。帽子などの小物まで同じ色で合わせたら称賛されたとか…。
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Also, I so want a suit like this. pic.twitter.com/vKKHgg8xaC
— Ben Terrett (@benterrett) October 1, 2017
1976: フォークロア
派手色モノトーンコーデが流行した後、1976年には民族調のフォークロアスタイルがトレンドスタイルに。ボヘミアン風、エキゾチック風、リゾート風にと様々な雰囲気が出るので今でも女性に人気のスタイルですね。
1977: ニット帽
1950年代のモード界に現れた時は男性用のものとされていたニット帽。しかし1977年には性別を問わずに人気のアイテムに。
1978: ディスコファッション
1977年、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の影響を受け、ディスコファッションが熱い時代に。ストライプ柄のワンピースは中でも一番人気のアイテムでした。
1979: ラメ素材
ディスコトレンドの勢いはまだまだ続き、煌びやかなラメ素材がトレンドに。ABBAなどの音楽バンドの衣装でもよく使用されました。
1980: パンク
1970年代の終わり、ニューヨークで生まれた若者文化「パンク」ですが、英国ロンドンで文化的にも大きな意味を持つファッションとなります。鋭いスタッズがついたボトムやハードな革のジャケットを纏ったファッションは、ただの流行だけでなく、当時のイギリスの経済不況や厳格な階級制度への批判や抗議を体現したものだったと言われています。
時代をさかのぼってみると、当時の社会的、文化的背景が反映されていることが手に取るようにわかるファッショントレンド。こうして見ると、興味深いですね。
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