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3月の庭仕事:今やっておいた方がいい6つの作業
少しずつ日が長くなり、春の花々が咲き誇る季節になりました。園芸店には小さな苗が並び始めています。ガーデニングや家庭菜園が好きな方なら、うずうずしてくる頃ではないでしょうか。
でも、暖かくなったからと苗を植えた後に気温が下がり、霜害で全滅、なんてことも少なくありません。天気予報をみて、雪や霜が降りない時期が当面続くことを確認したら、そろそろ庭仕事にとりかかりましょう。
この記事では、本格的なガーデニングシーズンを迎える前の準備として3月にやっておきたい庭仕事、そして、あと数週間待ったほうがよい作業について説明しています。

1. 後片付け
本格的なガーデニングシーズンを迎える前に準備をしておきましょう。庭の枯れ枝、落ち葉などを取り除き、花壇や道の木枠やレンガなどが痛んでいたら補修します。
穏やかな気候になったら、露地植えのバラや多年草、果樹などの霜除けは取り除いてください。ただし、5月くらいまでは気温の変化に注意しましょう。鉢植えの場合は、霜除けを取るのは少し待ったほうがいいでしょう。

2. 花壇の準備
ガーデニングを成功させるに一番大事なのは土作り。この時期に土を採取してpH値をチェックしておきましょう。野菜畑ならpH6~7.5の間がベスト。酸性が強すぎる場合は、苦土石灰で改善することができます。
土を十分にほぐし、石灰を投入し、1〜2週間してから必要であれば堆肥を少し入れて充実させます。

3. 園芸用具の点検と洗浄
3月に園芸用具が使える状態であるかチェックすることは重要です。きれいに掃除し、サビを落とし、必要なら研いでおきましょう。
4. 雑草を抜く
まだ寒いのに雑草?と思うかもしれません。でも、雑草は今の季節にこそよく取れるものなのです。冬に降った雨で土が柔らかくなり緩んでいるので、雑草を根っこも含めてすっきり取り除くことができます。
また、冬の終わりに雑草を取り除いておけば、雑草の種が落ちないため、新しい雑草が生えるのを防ぐことにもなります。

5. 球根や好みの野菜を植える
花壇の準備と雑草の除去が終わったら、3月下旬から4月上旬にかけて、いくつかの花の球根を植えることができます。以下のようなものがあります。
- アガパンサス
- イキシア
- タイガーフラワー
- ベゴニア
- サマーヒヤシンス
- ダリア
また、3月から栽培を始めたほうがいい野菜もたくさんあります。たとえば、ピーマンやパプリカは発芽に時間がかかるので、この時期に室内で播種します。トマトの種まきは3月下旬まで待つとよいでしょう。
ジャガイモもこの時期植え付けできます。連作に注意して植える場所を選びましょう。
また、エンドウ、ニンジン、長ネギ、カリフラワー、ホウレンソウなどの丈夫な野菜は、この時期に野菜畑に直接、種を播くことができます。
6. 芝生のお手入れ
3月になると、芝の新芽が芽吹き出します。雑草も目立ってくるので小さいうちに抜いておきましょう。また、芝生の上に落ちている枝や葉もフォークで取り除いておきましょう。
3月末から4月にかけて気温が穏やかになると、いよいよ成長期が始まります。肥料で芝生の成長を促しましょう。
新しい土地に芝生を蒔く場合は、気温が穏やかな3月が最適です。
いよいよ今年もガーデニングシーズンが始まります。この時期にきちんと準備しておくことで、庭や畑の充実度が違ってきます。ただ、気温が下がることもあるので、天気予報に注意しながら、少しずつ進めてくださいね。
出典: t-online , rnd , self , house , plantura.garden
プレビュー画像: © Flickr/Jonny Hunter © Pixabay/lppicture
