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愛情不足で育った人の生きづらさ|大人になっても残る8つの影響

子どもの頃に親から愛情を与えられずに育った人は、大人になったときに色々な「生きづらさ」を抱えてしまいます。それほど親の愛は重要なのです。もちろん、愛情以外にも子どもの発達に影響する要因はたくさんあります。でも、親から子供に与えるべき最たるものは愛情や承認なのです。

愛情を感じないまま育ってしまった大人や、愛を経験しない子どもは、想像する以上に多いものです。その背景には色々な理由があるでしょう。大きな理由の一つが親の無関心。親になる自覚がなく、親になることも望んでいなかった人が親になっても、子どもを受け入れることができないのです。「ネグレクト」とも呼ばれますが、子どもを無視し、子どもの存在自体を否定する虐待の一種です。

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親が子どもに愛情や愛着を感じないもう一つの大きな理由として、親自身が子どもの頃に愛を経験していない場合があります。子どもを愛したいと思ってもうまく愛することができず苦しむ人も。

親に愛されなかった子どもは生涯を通じて自尊心の低下に苦しみます。満たされず、心に傷を受けたことさえ、自分のせいだと感じてしまい、日常生活や人間関係に問題が生じてしまうのです。愛情不足で育った人の心に残る8つの問題を紹介していきます。

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1. 恐怖

自尊心が欠如したまま大人になると、恐怖や不安が強く残ります。間違った決断をすることへの恐怖、公共交通機関での移動に対する恐怖、質問することを恥ずかしいと感じる羞恥心など、さまざまな場面で現れますが、それを自分でコントロールすることはできません。精神的なサポートを得ない限り、恐怖や不安は年齢を重ねるにつれて大きくなる傾向があります。

2. 孤独感

親子間で信頼関係を築くことができなかった人は、親以外の人とも信頼関係を築くことができないと思い込んでいます。ですから、誰の心にも寄り添えず、人を信用できないために、常に強い孤独感を抱えています。

 
 
 
 
 
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3. 人の顔色ばかり伺ってしまう

自尊心の低い子どもは、嫌だという感情をはっきり表現することができません。親に受け止めてもらえなかったため、自分の感情を出すことに臆病になってしまうのです。子どものときに自分の感情を出してはいけないと思って育つと、大人になっても人の顔色を伺って行動をしてしまいます。そして、ノーと言えないために生きづらくなってしまうのです。

4. 依存しやすい

愛情不足で育ってしまうと、自分を搾取するような相手にも依存してしまいます。自分に自信がなく、一人でいることへの不安を乗り越えることができないため、こうした不健全な関係にも固執してしまうのです。大人になってからは、人間関係だけでなく、ギャンブルやお酒、薬物などにも依存しがちです。

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5. 空気を読みすぎる

親から注目されてこなかった人は、存在感を示したり、目立ったりすることに罪悪感を持ちます。目立たないように注目されないように気を使い、空気を読みすぎるほど読んで、波風を立てないように頑張り過ぎてしまうのです。

6. 引きこもる

自分の存在価値を感じる経験が少ないと、自己肯定感が低下して、引っ込み思案になったり、引きこもってしまうことが少なくありません。誰かが近づいてくると逃げてしまうのです。でも、これは実は拒絶ではなく、不安のサインなのです。

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7. 甘えることができない

自分の気持ちを我慢してしまう傾向があるため、人に素直に甘えることができず、深い信頼関係を築くことができません。自分を愛していない人は、他人が自分を愛しているとは思えないのです。

8. 自分から行動できない

子どもの頃に親から頻繁に拒絶されてきた人は、大人になってからも拒絶されることを恐れます。そのため、恋愛面で告白したくても拒絶が怖くて告白できない、行動したくても失敗が怖くて一歩を踏み出せないなどの傾向があります。

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傷ついた子どもたち、そして大人になっても傷を癒すことができていない人には、正直に気持ちを話し、忍耐強く接するしかありません。深刻な問題を抱えている場合は、医師やカウンセラーに相談することも考えましょう。