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DIY

DIY:壁にあいた釘の穴は自分で塞ごう

賃貸住宅の壁に釘やネジなどで穴を開けると、退去の時に補修が求められます。また、壁の穴を小さくても放置すると虫の侵入経路になったり、亀裂が入ってさらに大きくなるなどトラブルの元です。

小さな壁の穴を塞ぐにはそれほど多くの手間はかかりません。まずはDIYで対処していきましょう。この記事では、壁穴を自分で防ぐための方法をご紹介します。

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1. 古い材料を取り除く

壁の穴埋めを始める前に、残っている釘やネジなどをすべて取り除いておく必要があります。適切な釘抜きを使って行うのがベストです。乱暴に引きちぎると、壁からさらに石膏が緩んでしまうので注意が必要です。

Nailed

2. パテを用意する

壁にあいた穴は、パテで塞ぐのが一番です。パテはホームセンターやオンラインショップ、100円均一でも入手できます。チューブに入った既成の補修用パテと、自分で混ぜるタイプがあります。素人には前者の方が扱いやすいのですが、自分で混ぜる方がかなり安く済みます。

3. 代用品に頼らない

素人のDIY職人は詰め物として代用品を使いがちです。アクリル、チューインガム、歯磨き粉などは特に人気があるようです。しかし、プロは皆、首を横に振って「やめなさい」と言います。こうした材料は、最悪の場合、壁をさらに傷つけてしまいます。特にチューインガムは危険で、しばらくするとカビが発生し、壁全体に広がってしまいます。カビを除去するのは非常に高価なので、絶対にやめましょう。

Toothpaste

壁穴補修の6つのステップ

材料:

  • パテ
  • へら
  • 紙やすり
  • 水の入ったボウル
Putty Mistress

1. 準備 

ドリル穴をできるだけきれいに塞ぐことができるように、あらかじめ掃除機でゴミを取り除いておきましょう。

2. パテを用意する

既製の補修剤を使用する場合は、このステップは省略できます。パテを自分で混ぜて作る場合は、メーカーの説明書に従って粉末と水を正確に混ぜてください。

3. パテを穴に充填

既成の補修材を穴に注入するときは、穴の中に空気が残らないように慎重に注入します。自分で混ぜたパテを塗り込むにはヘラが必要です。パテで製品を取り、穴の中に均等に埋めます。乾く前に手早く行いましょう。

補足:補修箇所を目立たなくするため、壁の表面に合わせて補修剤や塗り方を調整することができます。以下、2つの簡単な方法をご紹介します。

  • ウッドチップクロス:パテにウッドチップを少し入れて混ぜます。
  • ラフな漆喰風:湿らせたスポンジで補修剤の上をなでるように塗ります。漆喰がかなり荒い場合は、数粒の砂をかけるといいでしょう。

4. 乾燥させる

少なくとも30分間、乾燥させます。少し引き締まって小さくなるでしょう。

5. 平らにする 

紙やすりを手に取り、修理した部分をやさしく擦り、凹凸をなくします。

6. 仕上げ

一晩乾燥させた後、まだ穴が見えるようであれば、1~5の手順をもう一度繰り返してください。あるいは、熱で膨張させるタイプなら、ドライヤーを当ててクロスの膨らみと同じ高さに仕上げます。最後に、必要に応じて、ペンキを塗ったり、紙を貼ったりすることができます。

Frische Farbe

釘やネジなどの小さな穴でも、プロに頼むとかなり高額になります。DIYで穴を塞ぐのはそれほど難しくないので、ぜひお試しください。

ただし、大きな穴の場合はDIYで補修すると退去時にクレームがついて、余計にコストがかかることがあります。大きな穴の場合はプロに依頼した方がいいでしょう。

出典:haus
プレビュー画像:©Wikipedia, ©Flickr/SlippDThompson