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ヘルスケア

お風呂で洗うのを忘れがちな8つの部位

健康な人の皮膚や臓器には100兆を超える細菌(常在菌)が生息しています。なかには病原性のある菌もありますが、常在菌の多くはその人が健康で免疫力を保っている限り病気を起こすことはありません。それだけでなく、食べ物の消化を助けたり、他の病気の原因となる細菌を撃退したり、免疫力を高めたりと、さまざまな形で体を支えてくれています。

Bacteria

皮膚の常在菌も健やかな肌を保つのに役立っています。そのため、洗いすぎや擦りすぎはかえって良くありません。でも逆に、汚れが溜まってしまうと肌に悪玉菌が増えすぎて悪臭や炎症などの肌トラブルの原因になってしまいます。

以下の8つの部位は、汚れがたまりやすいうえに、洗うのを忘れがちなパーツ。次にお風呂に入った時は、この8つのパーツに注目して、念入りに洗ってみてください。

1. 足の指の間

汚れがたまりやすいのに、洗うのを忘れがちなのが足の指の間です。水を流すだけで済ませている人が多いのではないでしょうか。足の指の間は雑菌が繁殖しやすく、不快な匂いの原因になったり、水虫になることも。指の間まで念入りに洗うようにしましょう。

Bath time

2. おへそ

おへそは体の中で最も放置されている部分かもしれません。でも、湿気や垢がたまりやすく、細菌にとって絶好の温床。定期的に掃除しないと、悪臭や感染症を引き起こす可能性があります。お風呂やシャワーの後は、必ずタオルでおへその水分を拭き取り、綿棒などで優しくお手入れしましょう。

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3. 肩甲骨の間

体の裏側、特に背中の真ん中は手が届きにくいため、洗うときにおろそかにされがち。肩甲骨の間までしっかり洗うように心がけましょう。

4. 首

髪が長い人やスポーツの後などは首に汗をかきます。髪の毛や顔を洗うだけで安心している人もいますが、首は年齢が出やすい場所。顔の延長と考えて、できれば洗顔料で優しく洗って、雑菌の繁殖を防ぎましょう。

©Getty Images

5. 膝の裏

入浴時に軽視されがちなのが体の裏側です。肩甲骨の間や首の後ろだけでなく、膝の裏側も忘れやすいポイント。汚れが溜まりやすい場所でもあるので、忘れずに洗いましょう。

6. デリケートゾーン

デリケートゾーンには有害な細菌が繁殖しやすく、感染症や不快な臭いの原因となることがあります。体の中でも特に敏感な部分なので、洗うときは刺激の少ない石鹸で、優しく丁寧に洗いましょう。

7. 爪の間

爪の間には手を洗っただけでは落ちないさまざまな細菌が蓄積しています。手のひらに石鹸の泡を乗せて、反対の手の爪でひっかくように洗うようにしましょう。また、綿棒やネイルブラシを使うのも効果的です。

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8. 耳の後ろ

耳の裏側は皮脂を分泌する腺があるため、雑菌や汚れの絶好の隠れ家。でも、多くの人が髪の毛を洗うだけで、耳の後ろ側を洗うのを忘れています。耳の裏側は意識して念入りに洗うようにしましょう。

洗うのを忘れやすいパーツに注意すれば、全身をくまなく綺麗にするのはそれほど難しいことではありません。これからお風呂に入る時は、8つのパーツのお手入れができているか確認してみてくださいね。

出典:brightside , iloverelationship

プレビュー画像:© flickr/dualdflipflop, © flickr/awesomnesslol666