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【1匹で家1軒のGを壊滅に追い込む!】見た目はグロいこのクモ…実は超有能な益虫だった!

※ クモが苦手な方へ: こちらの記事にはグロい見た目だけど超有能な益虫クモの画像が含まれます

自宅室内でクモを見つけたら、あなたなどうしますか? 虫が苦手、特にクモが大嫌いで見るのもイヤ!な人はもちろん、クモがさほど苦手ではなくても、即外へ逃す、或いは殺虫スプレーで撃退するなど、クモとの共同生活はお断り派な人が多いのではないでしょうか。

しかし、もし自宅でこのクモを見かけたら、追い出そうとはせずに共存することをお勧めします。

その名はアシダカグモ。体長は雌で2~3センチ、雄は1~2.5センチ程度ですが左右の足を伸ばすと10〜15センチと大きく、クモの中では国内最大サイズを誇ります。

足を広げた際の大きさはCDくらいとよく例えられるアシダカグモ。そんな巨大なクモ、グロすぎて共存なんて無理…なんて思うのも仕方ないかもしれません。

しかし、万一自宅に勝手に居候しているのを見つけても、殺虫スプレーをかけたりして家から追い出さない方が吉。というのも、こちらのアシダカグモさん、実は私たち人間にとってはありがたい超有能な益虫なのです。読者の中にはアシダカグモの恩恵についてご存知の方、すでに共同生活体験済みの方もいることでしょう。

アシダカグモがどのような益虫なのか…それはその高い狩猟能力にあります。有能なハンターとして、人間に害となるハエなどの虫や小さなネズミなどを駆除してくれるのです。

しかも、あのおぞましいゴキブリ(以下、自粛してG)の駆除能力においては目を見張るものがあり、なんと、1日で20匹ものGを退治したという記録もあるほど。

 
 
 
 
 
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アシダカグモは夜行性・徘徊性のクモで日中は物陰に隠れており、夜な夜な家の中を徘徊しては獲物のGを探します。益虫として知られるアシダカグモですが、そうとは知らず夜に遭遇してあまりのデカさに恐怖のどん底に突き落とされる住人もいます。

確かに、巨大グモで見た目はインパクト大ですが、毒はなく性格も大人しく臆病。万一、うっかり室内で遭遇しても、軽く足踏みをすれば逃げて行ってくれます。

どうしても共存は無理!と追い出したり、殺虫剤をかけても、家の中にエサとなるGがいる限り、何度でも入ってきます。そう、アシダカグモが自宅に侵入する理由…それは自宅があの忌まわしいGの巣窟となっているということを意味するのです。

 
 
 
 
 
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アシダカグモが2、3匹いればその家に住むGは半年で絶滅、たとえ1匹であっても長期戦で悪の枢軸Gを壊滅に追い込むことも可能と言われているほど、G殲滅においては超有能な必殺仕事人なのです。

自宅に蔓延るGどもを素早く捕らえる駆除能力の高さから、「アシダカ軍曹」の異名で敬われているほど、実に頼もしいクモとして知られています。

アシダカグモがいるといつの間にかGの姿が消えている、真剣に害虫Gに悩む人々にとってアシダカグモは黙々と悪の組織を打倒して去っていく救世主的な存在と言えるでしょう。

 
 
 
 
 
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アシダカ軍曹の寿命は3~7年程度。クモの寿命が1年程度であることを考慮すると、比較的長寿なクモと言えるでしょう。基本的に臆病で繊細な性格のため、軍曹もできるだけ住人との接触を避けて共存します。にっくき害虫Gの殲滅と共にいつの間にやら姿を消す…まるで心優しいお助け妖精のような存在なのです。

春から秋にかけてG組織が暗躍するシーズン、もし軍曹の姿を自宅で見かけたら是非共存の道を選んでみてください。G駆除に薬剤などを使う必要もないので、健康面でも安心です。

※ 猛毒のヘビ、ハブはアシダカグモを好んで捕食します。奄美諸島などハブの生息する地域では、家の中にハブを呼び寄せないためにも室内に入り込んだアシダカグモは追い出した方が良いでしょう

プレビュー画像: ©️pinterest/dreamscomtrue.net

【1匹で家1軒のGを壊滅に追い込む!】見た目はグロいこのクモ…実は超有能な益虫だった!