ちえとくをフォローする

その他の豆知識

ビーチサンダルが身体に良くない6つの理由

夏はビーチサンダルが活躍する季節。風通しがよく、脱ぎ履きも簡単。夏らしく、抜け感のある着こなしにもぴったりです。

しかし、見た目とは裏腹に、ビーチサンダルでは実はリラックスして歩くことができず、足や身体に負担がかかることがわかっています。この記事では、ビーチサンダルが引き起こす問題点とその理由についてご説明します。

ビーチサンダルが身体によくない6つの理由

1. 足指への負担

ビーチサンダルは足を固定させるサポート力がありません。ですから、ついつい足の指を握りしめてしまいがちです。これが長時間に及ぶと、ハンマートゥ(足指がくの字に曲がる)など足指のトラブルが起きてしまう可能性があります。

2. 歩き方や姿勢への悪影響

ビーチサンダルは滑りやすく、サンダルが脱げないように歩くため、歩幅がせまくなりがち。歩き方が変わることで、姿勢まで悪くなり、腰や背中にも影響があります。

3. 痛みのリスク

ビーチサンダルを頻繁に履くことで足指に負担がかかり、足指の関節が炎症を起こして痛みを伴うことがあります。また、ソールが薄く、クッション性がないため、硬い地面からの衝撃を吸収できず、他の靴に比べて関節や足裏に負担がかかり、痛みが生じることもあります。

My nasty ankle

4. ケガのリスク

ビーチサンダルは、他の靴に比べて滑りやすいので、足首をひねったり、捻挫する可能性が高くなります。また、ビーチサンダルを履いたまま自転車に乗ると怪我をしたり、事故の原因にもなります。

Get off and Milk it! - Folkestone to Hythe Coast Path - Aug 2014

5. 細菌

素足で履き、汗をかくので、細菌が繁殖しやすくなります。

6. 汚染物質

プラスチック製の安価なビーチサンダルには、発がん性のある多環芳香族炭化水素などの危険物質が含まれていることがあります。この物質は皮膚から吸収される可能性があるのです。

havaianas

それでもやっぱり夏はビーサン!という方は、次の点を考慮してください。

  • ビーチサンダルを履くのは短距離を歩くときに限定しましょう。長時間歩くのには向きません。
  • 関節を保護するためにしっかりとしたソールと、できれば後ろ側にストラップがついているサンダルを選びましょう。
  • 衝撃を吸収し、マメができにくい柔らかいクッション素材のものを選びましょう
  • プラスチック製のサンダル購入時には靴に強い臭いがないかどうかを確認してください。できれば天然素材(布製、革製、ラバー製など)のものを選びましょう
  • サンダルを脱いだら足を洗いましょう
FlipFlop

ご説明した通り、楽だからといつもビーチサンダルばかり履いていると、足や身体に負担をかけてしまう危険があります。もちろん、プールやビーチに行くときなどに短時間ビーチサンダルを履くのは問題ありませんし、灼けたプールサイドやビーチの熱から足を守ってくれるという利点もあります。

ビーチサンダルを履くときや選ぶときは、上記の注意点に気をつけて、夏の足元のおしゃれを楽しんでください。

出典:wunderweib ,  t-online
プレビュー画像:© Instagram/pesdaiza  © Flickr/Shane Adams