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Lifehacks

ベッドや布団を清潔快適に保つための7つのコツ

家の中で汚れやすい場所といえば、キッチンやバスルームと答える人が多いでしょう。でも、ベッドや布団などの寝具も、家庭内で最も汚い場所のひとつなんです。人生の3分の1を過ごす場所とも言われるベッドや布団のなかには、汗、ダニ、細菌、カビなどが潜んでいます。

家族みんなが安心して眠れるように、ベッドや布団を清潔に保つヒントをご紹介します。

1. ダニ:数十万匹と寝ている!?

ベッドや布団には数十万匹ものダニが潜んでいることをご存知ですか?考えただけでゾッとしますが、単に不快なだけでなく、健康面での問題もあります。ダニの排泄物や死骸はハウスダストと混ざって、アレルギーを引き起こす原因になっているのです。

ダニの敵は高温と乾燥。掛け布団なら大型乾燥機にかけるのが一番いいのですが、敷布団やマットレスはそうもいきません。たまに壁に立てかけて風を通す、天日干しにするなどして、ダニの繁殖を予防しましょう。

ベッド

2. パジャマ:あなたの洗濯頻度はどのくらい?

パジャマをどのくらいの頻度で洗濯しますか?毎日洗っている人にとっては衝撃かもしれませんが、冬のパジャマの交換頻度で最も多いのは1週間に1回という調査結果がでています。なかには、ワンシーズン同じパジャマを洗濯せずに着るという猛者も!

でもパジャマには目に見えない汗や皮脂の汚れがついており、繰り返し身につけていると、匂いやかゆみ、ニキビなどの皮膚トラブル、感染症などを引き起こす可能性もあります。人にもよるでしょうが、パジャマは冬は週2回くらい、夏はそれ以上の頻度で洗濯しましょう。

パジャマ

3. 裸で寝る:意外にメリットが多い!?

裸で寝るのは健康にいい、と聞いたことがありませんか?これは本当です。体温調節がしやすく、眠りにつくのが早くなります。また、下着の締め付けがなくなり、リラックスできるので、ぐっすり眠れると言われています。質の高い睡眠がとれるのは大きなメリットですよね。裸で寝る人は日本ではまだまだ少ないようですが、世界的に見れば成人の3人に1人が裸で眠っているという調査結果もあります。

でも、デメリットもあります。肌に直接触れるシーツや布団の衛生面の問題です。裸で寝ると汗などが染み込みやすいので、シーツや寝具カバーを頻繁に取り替える必要があります。

寝相

4. シーツと枕カバー :定期的に交換しましょう

シーツや枕カバーは適切な頻度で洗ったほうがいい、ということはわかっていても、大物なので洗うのはかなり面倒。でも人は一晩でコップ1〜1.5杯分の寝汗をかくと言われています。特に枕には、汗だけでなく、髪の毛やフケも落ちて、ダニの餌になってしまいます。

衛生面を考えると、少なくとも1週間に1回は寝具カバーを洗うことをお勧めします。枕は、洗える素材なら3ヶ月に1回程度で洗い、洗えない枕は風通しのいい場所で陰干ししましょう。

Old Mattress

7. マットレス:寿命は?

ある調査によると平均的なマットレスの寿命は7年程度。高級なものであれば、10年以上長持ちするものもありますが、スプリング(バネ)がへたって、支えや弾力がなくなってきたら、買い替えを検討しましょう。

また、汗が染み込んで湿気がこもりやすいため、マットレスにカビが発生することもあります。カビが生えたマットレスを使っていると健康に悪影響を及ぼしかねません。広範囲にカビが生えているのであれば、あきらめて処分するしかありません。

Nasty Old Mattress

6. ベッドメイキング – 起きてすぐはNG!

起きてすぐはベッドがまだ暖かく湿っているので、ダニが集まって繁殖する温床になってしまいます。研究によれば、ダニの数は、折り畳んだ羽毛布団の下の方が、ベッド下部よりも多いことがわかっています。

朝は布団をすぐに畳まず、かけ布団をめくり、窓を開けて、風を通し、こもった湿気を飛ばしましょう。そして、朝食後に布団やベッドを綺麗にして出かけましょう。

7. ぬいぐるみ – 冷凍すればOK!

寝具だけでなく、ぬいぐるみもダニの棲家のひとつ。一緒に寝ているぬいぐるみは、たまにダニ駆除してあげましょう。

ぬいぐるみのダニ駆除方法は、まずビニール袋に入れて2日間冷凍。その後、(できればお湯で)洗って数日間、風通しのいい場所で乾かします。これでぬいぐるみを心置きなく抱っこできます!

Poorly Moose

ベッドや布団がダニやカビの温床になっているなんて考えたくない事実ですが、向き合わなければなりません。1日の終わりに疲れた体を休める場所ですから、清潔にして、ぐっすり気持ちよく眠りたいですね。

プレビュー画像:© Pinterest /Emma Ballesteros