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Lifehacks

博物館に展示されているグロテスクなもの15選。14番目に言葉を失う!

アメリカの首都ワシントンにある博物館群は通称スミソニアン博物館と呼ばれ、2017年の来館者は3000万人を誇る名実ともに世界最大の博物館のひとつです。スミソニアン博物館の収蔵品は1億4000点にもおよび、展示されているのはその中のわずか2%程度だとか。芸術、科学、自然、宇宙などの多岐にわたるジャンルの展示の中には、珍妙でグロテスクなものもたくさん。その中から20点をご紹介します。

1. グローバー・クランツ

北米の山奥に存在するとされた未確認動物通称ビッグフットの追跡調査を続けた文化人類学者グローバー・クランツ。科学の進歩のためにと献体されたクランツの遺骨は、本人の意向から愛犬の狼犬のものと一緒に展示されています。       

reddit/pagodelucia123

2. 人工心臓

2001年7月2日、世界で初めて人工心臓を移植する手術が成功。移植手術を受けたロバート・ツールズは、このプラスチックとチタン製のポンプを胸に入れ、手術前の余命60日を大きく超える5ヶ月を生き延びました。

3. ポケットナイフ

ありとあらゆる道具が収納されているこのポケットナイフですが、なんと完全に機能する拳銃(左上)まで付いています。

4. ガラスの目玉

第二次世界大戦前にドイツから輸入されたガラスの義眼。当時のドイツはガラス製義眼の製造で有名でした。

5. ソーラークッカー

1940年に天体物理学者が開発したこの装置は、太陽エネルギーで動くオーブンです。

地軸に対して平行に配置された円筒状の鏡で集められた太陽エネルギーを、立方体のオーブンに移送するという仕組みだそう。ケーキやクッキーを焼くことができたそうです。

6. マッキントッシュ

1984年に発売されたマッキントッシュは、それからわずか34年で博物館入りを果たしました。

7. ローレン・マドセン

アメリカ人アーティスト、ローレン・マドセンは1970年6月から1999年12月31日まで、日々を1インチ四方の絵や写真で記録し続けました。11,000枚を全て貼り付けた紙の全長は約9メートルです。

8. 電子レンジ

これは1976年に販売された初期の電子レンジ。電子レンジの構想自体は、1945年に特許を取得しています。レーダーの実験中に磁電管が発熱マイクロ波を放出していることがわかったことがきっかけでした。

9. スペースシャトルのトイレ

スミソニアン博物館群にある国立航空宇宙博物館にはNASAのスペースシャトルに採用されているトイレの複製が展示されています。やっぱり座るみたいですね。

10. オウムコレクション

冒頭でもお伝えしたように、膨大な収蔵品のほとんどは展示されていません。アーカイブとして保存されるか、研究のために利用されるか、または分類されるのを待っています。この分類過程で、その生物に関しての新たな事実が発見されることもあります。

これはスミソニアン博物館のオウムの収蔵アーカイブの写真です。

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11. ランチカウンター

スミソニアン博物館の休憩所、ではなく、アメリカの歴史に大きな意味を持つこのランチカウンターにまつわる事件は1960年2月1日、ノースカロライナ州グリーンズバラで起こりました。当時「白人専用」だったこのカウンターに、4人の黒人学生が座り、注文をしようとします。店員は注文を拒絶。しかしその後、6ヶ月に渡り、学生たちはここで座り込みを続け、同年7月、ついにこのランチカウンターから白人専用の文字は消えます。60年代アメリカの公民権運動の契機となった出来事を象徴するものとして展示されています。

12. リンカーンの帽子

1865年4月14日、アブラハム・リンカーンはフォード劇場で暗殺されました。その時に見つけていたのがこの帽子です。

13. ココナッツのラブレター

第二次世界大戦中にハワイに駐留していた海兵隊員は、マサチューセッツ州に住む妻に宛てココナッツを送りました。住所をココナッツに針金でつけ、硬い殻に妻へのラブレターを刻んだのです。

14. 「プロジェクト鳩」

鳩にミサイルをコントロールさせ、ミサイルの的中率を向上させようという試みが第二次世界大戦中の米国で行われていました。ミサイルの前部に窓付の小部屋を3つ作り、それぞれに鳩を入れ、標的が見えたら窓を突くように訓練しました。3羽が揃って窓をつつけばミサイルが飛び出るという構想でしたが、実現することはありませんでした。

15. 大統領の髪の毛コレクション

19世紀の収集家でのちにスミソニアン博物館の学芸員となったジョン・バーデンは、なぜか米国の初代から14代目までの前大統領の髪の毛を手に入れていました。一体どのようにして彼が大統領の髪の毛を入手していたのかは神のみぞ知る、だそうです。

歴史、科学、医学、自然、芸術…人智の及ぶありとあらゆるものが展示されているスミソニアン博物館、いつかは行ってみたいですね。でもスケールは違っても地元の博物館もじっくり見てみると信じがたい珍妙なものが眠っているかもしれません。夏休みに出かけて見ましょう!