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膀胱に関する7つの豆知識
膀胱は、他の器官と同様に、身体機能を維持するための大切な器官。具体的には、膀胱は不要な物質を体外に排出する役割を担っています。でも、多くの人は膀胱の働きや機能については、よく知らないのではないでしょうか。
そこで、この記事では、あまり知られていない人の膀胱に関する7つの興味深い事実をご紹介します。
膀胱の仕組み
腎臓で濾過された老廃物(尿)は尿管を通って膀胱に絶えず流れています。膀胱に尿がたまるのは骨盤底筋のおかげ。骨盤底筋が緩むと、尿は尿道を通って体外に排出されます。つまり膀胱は、トイレに行くまでの間、尿を保管する入れ物として機能しているのです。
事実1:膀胱は形を変える
膀胱の形は、膀胱の内容量によって変わります。空の状態では楕円形の円盤のような形ですが、尿で満たされると風船のように膨らみます。
事実2:300mlの尿でも膀胱は圧迫される
成人の膀胱の最大容量は約600mlです。しかし、私たちはもっと早くから尿意を感じます。遅くとも300mlの尿が入った時点で、尿意が強くなりトイレに行きます。
事実3: 尿道の長さは性別によって異なる
女性と男性では尿道の長さが違います。男性の尿道はペニスの中を通っており、長さは約20cm、一方、女性の尿道は約4cmしかありません。そのため、女性は膀胱に細菌が入りやすく、膀胱炎になる確率は男性の2倍と言われています。

事実4:膀胱は鍛えられる
すでに述べたように、排尿は骨盤底筋で調節されています。尿漏れに悩んでいる人は、実は骨盤底筋が弱いのです。骨盤底筋は、体中のほとんどの筋肉と同じように鍛えることができます。ピラティスやヨガなどには、骨盤底筋を含む深層筋を緊張させた後、再び弛緩させるエクササイズがあります。正しいやり方を覚えてしまえば、自宅で自分一人でもできるので、一度専門家に教えてもらうことをお勧めします。また、膣内に挿入するだけで骨盤底筋を鍛えることができるトレーニングボールも販売されています。
事実5:男性は女性よりも排尿時間が短い
50歳くらいまでは、男性の方が女性よりも勢いよく排尿するため、排尿時間も短くすみます。その後、男性は尿の勢いが弱くなる傾向がありますが、女性は一貫して強い尿勢を保ちます。

事実6:人は排尿時に息を止めている
排尿時には、横隔膜が膀胱に十分な圧力をかけられるように自然に息を止めています。ただし、これは脳によって制御されている体の自律的運動なので気づくことはありません。
事実7:水の中で横になると尿意を感じる
お風呂で横になったり、プールや海で泳いでいると尿意を感じることがよくありませんか?それは重力のせい。歩いているときや立っているときは足に血液が集まりやすいのですが、水平の姿勢では身体の中心に血液が集ります。これが腹部と胸部を圧迫するため、肺や心臓が腎臓に信号を送り解毒を促します。これによって膀胱の尿意が誘発されるのです。

おもしろい事実 : 最も長い排尿時間の世界記録は508秒(約8分半)だそうです。しかし、誰がいつこの記録を樹立したのか、公式な報告はありません。
いかがでしたか?膀胱の問題に関しては、男女で大きな違いがあるのですね。
出典: Wunderweib , Schweizer-Illustrierte , Stiftung -Gesundheitswissen , Goodhousekeeping
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