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その他の豆知識

ボタン電池の誤飲はとても危険!それを証明するかのような画像が話題

ボタン電池。

単3電池や単4電池ほど身近ではないかもしれませんが、実は驚くほどいろいろな場面で使われています。

たとえば電卓やカメラ、子供のおもちゃだったり、最近では車のキーレスによく使われていますよね。非常にコンパクトな電池であるため、やはり小型の電子機器にはボタン電池が重宝します。

そんなコンパクトさがウリのボタン電池ですが…

コンパクトすぎることが災いしてか、実はある大きな危険が潜んでいると、みなさん知っていましたか?

今、ボタン電池の使い方に警鐘を鳴らすある画像がSNSで話題になっています。

実際にその画像をご覧ください!

ボタン電池を鶏胸肉の上に置いている写真です。
Instagram/100kin_shokai/
鶏胸肉の上においたボタン電池の30分後の様子です。
Instagram/100kin_shokai/
鶏胸肉の上においたボタン電池の30分後の様子です。電池の縁に合わせて焦げているような感じになっています。
Instagram/100kin_shokai/

なんということでしょう…

鶏肉の上にボタン電池を置いて、たった30分間放置しただけで…

まるで縁をなぞるかのように、肉が焼け焦げてしまったではないですか!

一体どうして、こうなってしまったのでしょう?

実はボタン電池はプラス極とマイナス極を同時に触ると一気に放電する時があります。

これが、体内で起こるとどうなるか?

体内に入ったボタン電池は、化学反応を起こします。放電でできた水酸化物が体液と反応し、タンパク質を溶かす物質を生成してしまうのです。これにより、最悪の場合、食道や胃に穴が開くほどの損傷を負ってしまうことがあります。これを化学やけどと言います。

小さいが故に、幼児などの誤飲事故が絶えないボタン電池。この鶏肉が、体内の胃や食道だったらと思うと、それだけでゾッとしてしまいます。

ボタン電池が何となく危ないということを知っていた人は多いでしょうが、このように実際に鶏肉を焦がす画像や動画を見せられると、「本当に気をつけなければ!」という気持ちが強くなったのではないでしょうか。

また、ボタン電池はコンパクトであるがゆえに容易に重なってしまいますよね。その重なってしまうことが、重大な事故につながる恐れもあります。

ですから、家で保管するときや、処理する際にも工夫が必要なのです。

詳しくは、家から奇妙な物音がすることを相談したTwitterユーザーの記事をお読みください。

いかがでしたか?

幼児のおもちゃなどにもよく使われているボタン電池。しかし今回の画像を見た後では、幼児の誤飲が重大な事故につながることは容易に想像できるでしょう。

これからは、可能な限りボタン電池式以外のオモチャを選んだり、ボタン電池が使われていたとしても、ネジなどで容易にフタが開かないようになっているかを確認するなど、慎重に検討していく必要があるでしょう。

子供の電池誤飲に関するさらに詳しい情報は、こちらの国民生活センターの冊子からもご覧いただけます。

プレビュー画像:  ©︎Instagram/100kin_shokai/

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