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Lifehacks

外反母趾の痛みを軽減!自然素材を使った民間療法で徹底対策

足の親指が人差し指を圧迫するように「くの字状」に変形してしまう外反母趾。進行すると痛みや関節の脱臼などを引き起こし、重症化すると歩行が困難を来すこともあります。足幅の狭いヒールシューズやパンプス、ポインティッドトゥのシューズなどを愛用する女性に多いとされる外反母趾ですが、実際にはビジネスシーンなどでかっちりした革靴を履くことの多い男性にも隠れ外反母趾患者が多くいると言われています。

Lamiot/Wikicommons

靴などの外因的な要素に加え、足の形や関節の柔らかさなど遺伝的な内因的要素も外反母趾になりやすいか否かに影響しているとも指摘されています。重症化すると手術を受けなければいけないケースもあるため、外反母趾にならない&進行させない靴を選ぶことが何よりも大切です。でも、靴選びの重要性は分かってはいるけど、すでに外反母趾気味で足が痛い…そんなときに使える痛みを和らげる裏技を紹介します。

 

一旦外反母趾になり変形した足は自然に治ることはありません。それどころか、外的要因となる靴を変えないとますます症状が進行し悪化してしまうことも。もしすでに外出時に足の痛みなど外反母趾の心当たりがある場合は、痛みを軽減する以下の対処法をお試しください。

  • 靴を選ぶ際は親指に適度なゆとりのある靴を選びましょう。特に、ハイヒール選びは慎重に。大きすぎても小さすぎでも足が前のめりになり滑ることで、足指が靴先で押さえつけられてしまい指が丸まり痛いだけでなく、変形の原因となります。
  • 足の痛い部分に当たるようにインソールを活用して足への負担を軽減。
  • 立ちっぱなしは避け、座ったり足を高い位置で休ませてむくみ防止。

もし外反母趾が手術が必要なレベルまで重症化していなければ、自宅でできる自然療法で足の痛みの症状を緩和することができます。

1. オリーブオイル

温めたオリーブオイルで優しく足の痛む部分をマッサージします。1日2回、15分間を目安に続けましょう。マッサージにより血行が促進され、関節液の流れも改善されます。カルシウム沈着を軽減し、外反母趾の進行を少しずつ弱めることができます。

Herbed Olive Oil

2. ひまし油
 
ひまし油には炎症を抑える成分が含まれており、痛みと腫れを緩和する効果があります。鍋で熱したひまし油を十分冷まし(熱いままだと火傷してしまいます。ご注意)、清潔な布やクロスに浸します。足の全体をしっかり覆い包みましょう。温かいひまし油には血行促進も。痛みが治るまで、1日3回繰り返します。
 
My foot all wrapped up at the podiatrist office

3. エプソムソルト

硫酸マグネシウムの別名でも知られるエプソムソルトには高い鎮痛作用と抗炎症作用があります。温かいお湯を張ったタライに、エプソムソルト100グラムを溶かし、20分間足湯します。1日2回続けましょう。足の関節のカルシウム沈着を軽減し、外反母趾の症状を軽減させる効果があります。

Foot bath

4. 赤唐辛子

赤唐辛子に含まれる成分カプサイシンには血管を改善し血流を促進する効果があります。血管を拡張させ、体の末端部の足先により多く酸素を行き渡らせることで外反母趾の進行を遅らせ症状を軽減させます。半分に切りタネを取り除いた唐辛子を外反母趾患部にすり込みます。ワセリンを少量塗り、清潔なガーゼなどで覆いましょう。1日2回繰り返します。ケアした後は手を洗うのを忘れずに!うっかり目をこすってしまったら、大変なことになります…

red pepper

その他にも: アイスパック

凍らせた冷却パックを薄手のタオルに包み、患部にあてます。痛みと晴れの緩和に効果的なこの対処法は1日に何度繰り返してもOK。専用の冷却パックがなくても、凍らせた保冷剤で代用できます。

 

Ice pack

外反母趾の痛みの軽減に効果的な自宅で簡単にできる自然療法、試して損はないですね。

痛みや腫れなど、外反母趾の症状が緩和することなく2週間以上続いたり、悪化するようなことがあれば、症状がかなり進行している可能性があります。できるだけ早めに医師の診断を受けましょう。