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カーペットの汚れ落とし 家庭での対処法とコツ
絨毯に飲み物をこぼしたりして、うっかり汚してしまうことはよくあります。カーペットにシミができると「専門のクリーニングに出すしかない?」と悩みますよね。
実はほとんどのカーペットのシミは適切な洗剤と対処法を使えば自分で落とすことができます。この記事ではプロのクリーニングに頼まずに、自分でカーペットの汚れを取る方法と注意点についてご説明します。
カーペットのシミ取り:家庭での対処法とヒント
ジュースなどの液体をこぼしてしまったときは、すぐに対処することが大切。液体がまだ繊維の奥まで浸透していないうちなら、シミはキレイに取れやすいのです。まず、タオルやキッチンペーパーですぐに液体を吸い込みましょう。ここで、擦ってしまうと汚れが繊維の奥まで浸透してしまうので、絶対に擦らないでください。
その後、以下のシミ取り法を試す前に、きれいな布にぬるま湯を浸し、固く絞って、汚れた箇所を叩くようにすれば、汚れが布に移ります。多くの水溶性のシミは、こうして叩いたり、つまみ取るだけで簡単に落とせます。
カーペットのシミ取り法
- 酢:酢と水を1対1の割合で混ぜ合わせ、綿布に染み込ませて、カーペットのシミをやさしく拭き取ります。30分後、きれいな水で拭き取ります。
- 重曹またはベーキングソーダ:シミの上にこれを振りかけ、水で湿らせます。数時間または少なくとも乾くまで放置し、掃除機で吸い取ります。
- 塩:コーヒーや赤ワインのシミには、塩を外側からシミにふりかけて、乾燥させて数時間後に掃除機をかけます。
- シェービングクリーム:シミの上にクリームをのせて、ブラシでカーペットに塗り込みます。1時間後、布でシェービングクリームと汚れを拭き取ります。
カーペットを自分で洗う
繊細な素材の取り扱い
- 一部の植物繊維(サイザル麻、ココナッツ繊維など)は、ごく少量の水にしか耐えられません。この場合は、湿らせた布(または必要に応じて古い歯ブラシ)と洗剤を使って、シミをやさしく拭き取るだけにしてください。
- レザーカーペットもほとんど水を通さないので、軽く湿らせた布と天然素材の石鹸でお手入れしてください。
- ラムスキンラグのなかには洗濯機のウールコースで洗うことができるものがあります。タグの表示を見て、洗濯が可能かどうかを確認してください。
家庭の洗濯機で洗う
合成繊維(ポリエステルなど)、綿、ウールでできた小さくて軽いラグは、洗濯機のデリケートコースで 30 ℃で洗うことができます。
コインランドリーで洗う
家庭の洗濯機には入りきれないラグやカーペットでも、あまり大きくないものであれば、コインランドリーの大容量洗濯機で洗うことができます。
カーペットを浴槽で手洗いする手順
- 洗う前にカーペットに掃除機をかけます。毛足の長いカーペットは、洗う前にブラシをかけておきましょう。
- 水と石鹸または中性洗剤でシミの前処理をします。
- 浴槽にぬるま湯と中性洗剤を入れ、かき混ぜておきます。
- カーペットの素材や汚れ具合にもよりますが、15分から60分ほど浸け置きしてください。
- 丈夫な素材の場合は柔らかいブラシで撫でるように洗います。
- その後、カーペットに水をかけ、泡がなくなるまで数回すすぎます。
- 最後にカーペットをよく絞り、物干し竿などに吊るします。
最近では、洗えるラグやカーペットが増えています。小さなお子さんやペットのいるご家庭では、丸洗い可能な製品を使うと安心かもしれません。
場所別のタイルのお掃除方法も併せてご覧ください。
出典: kaercher, utopia, hausjournal
プレビュー画像:© Flickr/Teresa Trimm © Flickr/Stefani Spitzer