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自転車チェーンのクリーニング方法
通勤通学、お買いもの、趣味などで日常的に自転車を使っている皆さん、自転車のお手入れしていますか?
自転車のお手入れって何?と思われるかもしれません。特に重要なのが「チェーンの洗浄」です。
チェーンは泥跳ねや雨などで汚れや錆びがつきやすく、定期的にお手入れしないとチェーンだけでなく、周りの部品の摩耗や損傷が進み、交換しなければならなくなる恐れがあります。日頃からお掃除をしておけば、チェーンだけでなく、自転車の寿命を長持ちさせることができるのです。
この記事では、自転車チェーンのクリーニングのコツと注意点をまとめています。
自転車チェーンの正しい洗浄方法
自転車チェーンのお手入れの頻度は、走行距離300kmに1回と言われています。つまり、10 kmの通勤・通学をしているなら、1ヶ月に1度程度。チェーンから金属が擦り合う音がする前に掃除しましょう。
作業は屋外で行い、チェーンに手が届きやすいように、組み立てスタンドを使うか、自転車をハンドルとサドルの上に逆さまに置いて洗浄します。
1. 道具
- ウエス(雑巾、使い古したタオルなど)
- スポンジ
- 歯ブラシ
- 爪楊枝
- パーツクリーナー
- チェーンクリーナー
- チェーンオイル
- 軍手
オプションで、専用クリーニングブラシ、チェーン洗浄機もご利用ください。
2. チェーンの簡単お掃除
自転車チェーンが比較的新しく、軽く汚れている程度であれば、ウエスをチェーンの下側に当てて、パーツクリーナーを吹きかけながら拭っていきます。汚れが取れにくければ歯ブラシ(または自転車専用のクリーニングブラシ)で擦りましょう。
3. チェーンのディープクリーニング
頑固な汚れがあるときや自転車チェーンが錆びているときはディープクリーニングが必要です。ディープクリーニングの方法は次のとおりです。
- チェーンクリーナーをチェーンに吹き付け、スポンジで塗り広げる
- 歯ブラシで、頑固な汚れとチェーンの隙間汚れを落とす(コマとコマの隙間の汚れは、爪楊枝などで取る)
- その後、水で汚れとクリーナーを洗い流す
- 最後にキッチンペーパーか布で自転車チェーンを拭き取る
よくある質問:自転車のチェーンは、食器用洗剤でも洗浄できますか?
自転車やチェーン専用のクリーナーを使用する代わりに、洗剤でも自転車チェーンを洗浄することができます。ただし、洗剤は脱脂剤なので、内部のオイルを落としすぎてしまい、サビやすくなるため自転車チェーンの寿命を縮めることがあります。もし洗剤で洗う場合は、洗浄後にしっかりと注油するのをお忘れなく。
チェーン洗浄器を使う方法
もっと簡単に済ませたいなら、専用のチェーン洗浄器を使うとよいでしょう。これはブラシがついた小さな箱のようなもので、チェーンに触れずに洗浄することができる利点があります。
4. チェーンに注油する
洗浄後はチェーンオイルを注油します。自転車チェーンは注油されてこそ、問題なく走行でき、摩耗も防げます。
注油方法:
- オイルをよく振る
- ペダルを後方に動かしながら、チェーンの各コマにオイルを塗布する
- 最後に、自転車チェーンを2本の指で挟み、オイルが均等に行き渡るように回し続ける
- オイルを塗りすぎて垂れてしまった場合は、きれいな布でそっと拭き取る
5. チェーンの磨耗を測定する
自転車のチェーンは摩耗部品なので、少し古くなってきたり、調子が悪くなった印象がある場合は、チェーンの摩耗を測定してみましょう。必要なのは、チェーンウェアゲージ(チェーンチェッカー)と呼ばれるツールです。チェーンに突起を差し込んで、チェーンがどのくらい伸びたかを読み取ります。0.75%の突起がチェーンの穴に落ちたらチェーンの交換時期です。1%の突起が落ちた場合は即交換です。
チェーンのお手入れをしておけば、音が静かになり、乗り心地の良い快適なサイクリングが楽しめます。お休みの日にぜひ愛車をお手入れしましょう。
出典:cycling, velonerd
プレビュー画像:© Instagram/stacion_bike © Pixabay/ustm66