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DIY

【ビフォー・アフター】暗くて怖い地下牢を明るくモダンな邸宅に大改造した28歳のスノーボーダー

英国出身のジェイミー・バローは弱冠28歳にして多くの偉業を達成しています。彼はもともとプロのスノーボーダーになることを夢見て、チームに所属していました。しかし2013年に事故で背中に重傷を負い、チームを離脱。プロの道は断たれましたが、彼はあきらめませんでした。スノーボードの競技ではなく、スピード記録をうち立てることを目標にしたのです。


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彼はまずジェットエンジンを手に持って雪原を時速80キロで滑走し、世界の注目を集めます。さらに、2018年には、車に引かれて時速150キロというスノーボードの最高速度に達しました。この爆速記録で彼はギネスブックに登録されています。

そんなジェイミーは、スノーボードのオフシーズン中は、リフォーム会社の社長です。ここ数年は故郷の英国バースで歴史的な建物の大規模リフォーム・プロジェクトに没頭。ジェイミーは自身のFacebookページでこの改修プロジェクトのビフォーアフターの写真を公開しています。

プロジェクトの発端は2017年。ジェイミーはバースの「ザ・パラゴン」という歴史的な建物を保全している通りで物件が売りに出されているのを目にしました。それは18世紀半ばにグルジア様式で建てられた建物の1階(半地下)と地下。長い交渉の末、ジェイミーはその不動産を手に入れ、彼のプロジェクトをスタートさせました。

彼のコンセプトは至極明快です。白く明るい内装で、暗い雰囲気を打ち消し、シンプルながらもスタイリッシュな調度品で品のあるモダンな空間に仕上げるのです。

この建物は100年近く使われておらず、まるで朽ち果てた地下牢(ダンジョン)のようでした。しかしジェイミーは古い空間ならではの魅力を活かしつつ、手を入れることで美しくよみがえらせることができると見た瞬間に感じたと言います。そのために彼は精密な計画を立て、複雑な工程を3年以上かけて忍耐強くすすめていきました。

最初は不気味な地下室に一人で行くのはとても怖かったとジェイミーは振り返ります。確かにおどろおどろしい雰囲気ですよね。でも、明るい色に塗り替えたおかげで改装後にはモダンでクリーンな空間に生まれ変わっています。

歴史的建造物のリフォームには、多くの手続きや調査が必要です。まず、歴史的建造物の管理当局に申請し、審査を受け、承認を得なければなりません。さらに、使用する材料は、可能な限り元の建物で使われていたものに近いものを用意する必要があります。

ジェイミーは主寝室の壁の漆喰や床材に何が使われていたのかを調査し、元の建物と同じ地元鉱山から採掘した石を地下室のリフォーム材として使うことができました。

ジェイミーにはこれまで6件のリフォーム経験がありましたが、この古いダンジョンの攻略は最も手強かったと言います。規模としてもこれまでのプロジェクトのなかで最大で、3年半で約110,000ユーロ(1400万円)を投資しました。

予期せぬ障害や困難もありましたが、最終的には、ジェイミーの努力は大いに報われたと言えるでしょう。100年近くも人が住んでおらず、水も電気もガスもなく、真っ暗で不気味だった空間が、今では新たな輝きを放つ住空間となっています。

広いリビングルーム、2つのダブルベッドルーム、収納スペースのある広々としたシャワールーム、そして2つのフロアにワインセラーを備えるこの住宅の価値は50万ユーロ(6300万円)以上と評価されています。

ジェイミーは、自分が歴史の断片を腐敗から救ったという事実を特に誇らしく思っています。彼は、リフォームを通して、歴史的建造物を修復して人々が末永く暮らせるようにするのが自分の使命だと感じていると言います。

彼はこのプロジェクトで、草に鬱蒼と覆われた庭の長い眠りを覚ます、という大きな仕事も成し遂げました。すべての雑草を取り除くのに3日かかりましたが、最終的に姿を現した庭の広さにジェイミーは驚いたと言います。ここでも彼は自分のスタイルに忠実に、シンプルではあるけれど、スタイリッシュな庭を作り上げました。

ジェイミーのチャレンジへの渇望は止められないようです。彼は次のプロジェクトを始めるのが待ちきれないと語っています。

歴史ある建物が残るヨーロッパの街並みは魅力的です。ジェイミーのプロジェクトのように、古い建物の価値を高め、居心地良い空間としてよみがえらせることは、街全体の価値を高めることにもつながっているのでしょうね。

プレビュー画像: ©Facebook/Jamie Barrow