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Lifehacks

子供が恐竜や宇宙に夢中?それなら親のあなたは1秒も待たずある行動を取りなさい。

子供というのは不思議なもので、親からしてみたらよく分からないようなものに熱狂するものです。例えば、皆さんのお子さんは恐竜に夢中になったりしていませんか?恐竜の絵を紙に描き続けたり、図鑑に載っているすべての恐竜の名前を片っ端から覚えていたり…「そんなことして一体何になるの?」と思わず思ってしまうようなことでも、子供は時間を忘れて没頭しているように見えます。

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でもそんな様子の子供を見て、「そんなことをしてる暇があったら勉強しなさい」とか「スポーツをやったら?」と言うのはちょっと待ってください。なぜなら、近年のアメリカの研究で、「恐竜」や「宇宙」など、幼少期に特定のテーマに夢中になることは、子供の知性を育む上で大変重要なことだと分かったからです。

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アメリカ・インディアナ大学とウィスコンシン大学の研究者が行なった研究では、こうした特定の物事に強い興味を持つ子供たちは、その後の暮らし向きがいいと言うことが明らかになったそうです。こういったタイプの興味で、特に「概念的な興味」がからむようなものは、根気強さ、注意力、複雑な思考能力といった力を育てる上で非常に重要になるようです。

「概念的な興味」とは、たとえば恐竜のオモチャがカッコイイ!とか、博物館に展示してある恐竜の化石が大きくて感動した、といった類のものではなく、たとえば「恐竜」という概念そのものに対する興味のことを言います。この概念的な興味は、言語能力を向上させ、高い理解力を育てます。そして、子供たちが恐竜について学ぶプロセスは、その後の人生で新しい状況や問題に遭遇した場合に、どのように対処するべきか考えるためのひとつの指針となるのです。こうした子供が発揮する特定のテーマへのすさまじい知識欲のことを、心理学で「強い興味(intense interest)」というそうです。

実はかなり多くの子供が、このように「強い興味」の対象を持っているのですが、小学校に上がり、いわゆる「一般的な勉強」をするようになるにつれ、また、周りの友達と自分を比べるにつれ、自分が熱中していたことは恥ずかしいことだったのではないかと思うようになり、せっかくの興味も急速にしぼんでいってしまうのです。

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もし子供が「恐竜」や「宇宙」、もしくはそれ以外のテーマに熱中していたら、親としてあなたにできることはひとつです。それは、興味に寄り添って、そっと背中を押してあげることです。図鑑を買ってきてあげても良いですし、博物館に連れていってあげても良いでしょう。子供が思う存分自分の興味を追求できるようにしてあげて、そしてそれを恥ずかしいことでも何でもないと教えてあげてください。きっと知的な子供に成長するはずです。ぜひシェアして、広めてくださいね。