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Lifehacks

【所変われば品変わる】コロナウイルスで世界のスーパーから消えたもの。だだしオランダ人とアメリカ人が向かったのは予想の斜め上行く場所だった

現在新型コロナウイルスの感染拡大によって世界中で問題になっている、トイレットペーパーをはじめとした日用品や食料品の買い占め問題。スーパーの棚が空っぽになる現象が世界各地で起こっています。

しかし買い占めた品物を国別に見てみると、実はえ?こんなものが?と思うような驚きの品物だったり、ご当地ならではのものだったりと、その様子は各国三者三様のようです。

そして真面目で堅実なイメージのあるドイツでは、このような状況で買い占めすることを、ハムスターが頰に食べ物を貯め込む様子に例え、「ハムスター買いする」と言います。

ハムスター

それでは、世界各国の人々がどんなものを、ついハムしてしまったのか、国別に見てみましょう!

1. イタリア:ワイン、消毒液

ワイン

イタリアではトイレにビデ用の洗面器が設置されている事が多いため、トイレットペーパーに対する危機感は少ない様子。
それよりもこの先いつまで続くかわからない外出規制で家庭で食事をする機会が増えるため、ワインをハムスターする人が多いようです。これはスペインにも同様なんだとか。さすが食の国です。

2. トルコ:香水

コロンヤ

コロンヤとはトルコに古くからある天然のレモンの香りがついた香水。しかしアルコール含有率が80%という事で、消毒液がわりにハムされました。

3. 北欧諸国:鎮痛剤、インスリンなどの薬類

冬季うつや1型糖尿病患者が多いと言われる北欧諸国では、心の健康維持のためにまずは体の健康を最優先したのでしょうか。

4. アメリカ:銃

FBIによると、今年の2月は銃購入時にされる犯罪歴即時照合の数が前年2月よりも36%も上昇し、全米で280万にも及んだそう。これは紛れもなく人々がコロナウイルスへの恐怖から、社会の秩序が乱れることを恐れて出た行動と言えます。恐ろしやアメリカ!

5. フランス:コンドームと赤ワイン

コンドーム

この影響で離婚調停専門の弁護士たちは、向こう数ヶ月弁護依頼が少なくなる見込みだとか。そうはいっても食の国。スイスとの国境付近の町ではラビオリの缶詰が姿を消したそう。

6. ブルガリア:柑橘系フルーツ

柑橘類

みなさん一様にビタミンCを求めたそうです。この動き、東欧諸国で見られたとか。

7. オランダ:マリファナ

マリファナが合法の国、オランダ。コロナウイルスの影響でアムステルダムにある、俗にいうコーヒーショップ(マリファナショップ)が閉まる前には長蛇の列ができました。

8. オーストリア:マニキュア

マニュキュア

ある店舗の販売員いわく、なんでも自宅待機でようやくマニュキュア塗る時間ができたそうです。

9. ドイツ:パンミックス粉

パンミックス

ハムのお膝元、ドイツでは混ぜて焼くだけのパンミックス粉の品切れ続出。一方でビールの売り上げは10%減少という数字が。ビール飲んでる場合じゃないって思っているのでしょうか。真面目か!

10. スイス:金塊

金塊

金の取引大国であるスイスでは、ティチーノ州の金精製工場がコロナウイルスにより閉鎖されたことから、金塊を求める人が通常の10倍に増えたそう。さすが、人口の半数以上が高収入を占める国。こんな荒技、一般庶民にはできません!

所変われば品変わるとは、まさにこのことを言うのでしょうか。各国それぞれの文化がにじみ出ているようなハムスター買い。

こちらのイタリアのスーパー事情をテーマにした記事でも、同様に文化的背景を見ることができます。しかし、一方でハムスターたちに買い漁られたスーパーではこんなシーンも。

「今日の昼、メルボルンのスーパー『コールズ』にて。缶詰が置いてあるはずの通路。女性は涙を流していたようだった。これは自己を優先する、不必要なパニック買いの煽りを受け、苦しむ女性を捉えた1枚」

社会は人と人が助け合い、初めて成り立つもの。毎日状況が変わり混乱する中、誰かが大量買いをしたらつい釣られて同様の行為に走ってしまう気持ちがあるのは理解できます。しかしこんな時だからこそ、分別を持ちお互い助け合っていきたいものです。