Lifehacks
街でよく見かける目尻が上がったアイラインに真っ赤なリップ 流行ってるメイクなんて思ったらそれは勘違い 真実に体が震える
今も昔のメイクの定番アイテムとも言えるアイラインに赤リップ。
街で見かける若い女性の多くはこのアイテムを使っているため、彼女たちの間で流行のメイクと思う人もいるかもしれません。
ある大学生が授業で出された課題に対し、自身の体験をヒントに作成したグラフィックが注目を集めています。
それがこちらです。
それは若い女性が楽しんでいるファッションアイテムばかり。でも左下をよくみるとこんな一文が。
「それは”普通”生きるための武装」
このグラフィックを作ったキュアあさん(@iceblast96)は、こんなコメントと共にTwitterに投稿しています
黒髪にしたら生きづらくなったので
女の子たちに聞いた「自身にとっての武装」を元にグラフィックをつくりました❣️
チャーミングに異を唱えよです pic.twitter.com/WOCJDYgLYV— キュアあ (@iceblast96) May 22, 2020
「黒髪にしたら生きづらくなったので、女の子たちに聞いた『自身にとっての武装』を元にグラフィックをつくりました❣️チャーミングに異を唱えよです」
「チャーミングに異を唱えよ」というのは芸大に通うキュアあさんが授業で出された課題。問題に対して怒りで解決するのではなく、あくまでチャーミングにという意味が込められたこの課題に対し、彼女は自身のある体験が浮かんだそうです。
それはツイートのコメントにあるように「黒髪にしたら生きづらくなった」ということ。髪を派手な色にしていた頃に比べ、痴漢にある確率や街中で体をわざとぶつけられたりといった不快な思いをすることが増えたそう。
そんな自身の体験から、周りの女性たちにも声を掛け、「自分を守るため、敢えてしているおしゃれ=武装」を聞いたそうです。そうして出てきたのがグラフィックに描かれたアイテムたち。
ツイートに添付された最後の1枚にはキュアあさんのメッセージが込められています。
おとなしそうな見た目だから、抵抗しなさそうな感じだから、と見た目から相手を自分より弱い存在だと見下し、何をしてもいいだろうという対象にしてしまう、そんなことが起こる社会に対し、女性たちは敢えて自身を派手に飾ることで身を守っている、そんなメッセージがキュアあさんのグラフィックには込められています。
また、デザインはあくまでも課題にある「チャーミング」さを出すためにこのようなポップなデザインにしたのだそうです。
このツイートに同じような経験をした人から多くの共感コメントが寄せられています。
わかりみが深い……❣️❣️❣️
私も”武装”のために髪色をピンクにしていたし、いつも人を喰ったような真っ赤なリップしか使いません笑ただ、これは「痴漢」や「ぶつかってくるおじさん」などの雑魚敵にはとても効果的だけど、耐性がある敵にはあまり効かないことも…?
生きづらい世の中です。。— MARIKO HANDA/編集者 (@marikoff1127) May 22, 2020
ぐうの音も出ないです…。
モテ系、清楚系が好き=俺でもいけそう、大人しそうだから
蹂躙しやすいなって思って近寄ってるんだなって事何回か経験あって
それが嫌で明るい髪にしたら
そういうのがめっきり減ったんで、
ある意味自己防衛としては効果は
絶大だと思います!— もか (@dairusmoking) May 23, 2020
わたしも黒髪ストレートにナチュラルメイクだった頃、よく知りもしない人からのセクハラやおじさんからのナンパ、ぶつかりおじさんなどにとても悩まされました( ; ; )
ファッションとしては黒髪ナチュラル系が好きでしたが、そのせいで嫌な目に遭うので髪を染めてメイクを濃くしました( ; ; )— ハルユキ (@1rEXrrqGH7zxm3I) May 23, 2020
少し意味合いの捉え方は違うかもしれませんが、
“武装”をする事で自分に自信が持てるようになりました
好みの髪色やお化粧をする事でいつの間にか自分を強く見せたいという風にも変わっていたかもしれませんとても考えさせられました
— Arimi (@draw0720ari) May 31, 2020
楽しむはずのおしゃれが、「身を守るため」となってしまう今の社会。敢えての派手なファッションの裏にあった真意に、女性が日常生活を送る中で感じている小さな恐怖に気がつき、ハッとした方も多いのではないでしょうか。
そして、そのような社会へ見事に問題提起したキュアあさんの可愛いグラフィックは、怒りで声をあげるよりも伝える力の大きいことを教えてくれているように思えます。
プレビュー画像:©︎Pinterest/Szilvi Gimesi, jackie nguyen