怒りではなくチャーミングに|ある大学生がした社会への問題提起

今も昔のメイクの定番アイテムとも言えるアイラインに赤リップ。

リップ

街で見かける若い女性の多くはこのアイテムを使っているため、彼女たちの間で流行のメイクと思う人もいるかもしれません。

アイライン

ある大学生が授業で出された課題に対し、自身の体験をヒントに作成したグラフィックが注目を集めています。

それがこちらです。

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それは若い女性が楽しんでいるファッションアイテムばかり。でも左下をよくみるとこんな一文が。

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「それは”普通”生きるための武装」

このグラフィックを作ったキュアあさん(@iceblast96)は、こんなコメントと共にTwitterに投稿しています

「黒髪にしたら生きづらくなったので、女の子たちに聞いた『自身にとっての武装』を元にグラフィックをつくりました❣️チャーミングに異を唱えよです」

「チャーミングに異を唱えよ」というのは芸大に通うキュアあさんが授業で出された課題。問題に対して怒りで解決するのではなく、あくまでチャーミングにという意味が込められたこの課題に対し、彼女は自身のある体験が浮かんだそうです。

それはツイートのコメントにあるように「黒髪にしたら生きづらくなった」ということ。髪を派手な色にしていた頃に比べ、痴漢にある確率や街中で体をわざとぶつけられたりといった不快な思いをすることが増えたそう。

そんな自身の体験から、周りの女性たちにも声を掛け、「自分を守るため、敢えてしているおしゃれ=武装」を聞いたそうです。そうして出てきたのがグラフィックに描かれたアイテムたち。

ツイートに添付された最後の1枚にはキュアあさんのメッセージが込められています。

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おとなしそうな見た目だから、抵抗しなさそうな感じだから、と見た目から相手を自分より弱い存在だと見下し、何をしてもいいだろうという対象にしてしまう、そんなことが起こる社会に対し、女性たちは敢えて自身を派手に飾ることで身を守っている、そんなメッセージがキュアあさんのグラフィックには込められています。
また、デザインはあくまでも課題にある「チャーミング」さを出すためにこのようなポップなデザインにしたのだそうです。

このツイートに同じような経験をした人から多くの共感コメントが寄せられています。

楽しむはずのおしゃれが、「身を守るため」となってしまう今の社会。敢えての派手なファッションの裏にあった真意に、女性が日常生活を送る中で感じている小さな恐怖に気がつき、ハッとした方も多いのではないでしょうか。

そして、そのような社会へ見事に問題提起したキュアあさんの可愛いグラフィックは、怒りで声をあげるよりも伝える力の大きいことを教えてくれているように思えます。

プレビュー画像:©︎Pinterest/Szilvi Gimesi, jackie nguyen

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