1週間分のゴミと写真を撮るとこうなる。

「プラスチックゴミはリサイクルへ」と言われてきましたが、リサイクルの過程で、あるいは不法に投棄されて海洋に流れ出したプラスチックの量は年間800万トン、マイクロプラスチックとなって私たちの飲み水に混入するようになっています。 また、東京都のゴミの最終埋立処分場の寿命はあと50年弱、新しい処分場を作る場所は東京都にはないのだそう。

ゴミの川

ゴミ処理の方法を見直すのも大切ですが、ゴミの量を減らす努力をする必要がありそうです。特に、自然に分解されることのないプラスチックゴミをできるだけ出さないようにしようと脱プラスチックが叫ばれています。でも皆さんは1週間にどのくらいどんなゴミを出しているか検討がつきますか?

恍惚の表情

ピンクのロングドレスでゴミだらけの芝生に横たわる女性。このゴミはこの女性が1週間で出したゴミなのです。まだ食べられそうな食材、新聞紙などの紙ゴミ、そしてビニール袋や使い捨て容器などが目につきます。

この写真を撮影したのはアメリカ人写真家のグレッグ・セガール。友人や知人に頼んで1週間分のゴミを取っておいてもらい、カリフォルニア近郊の海や山などの自然の中で友人たちとそのゴミを撮影しています。私たちが出すゴミの量を可視化させる試みです。

お次はこちらの水着の女性。

水着の女性

先ほどの女性に比べるとゴミの全体量は少ないようですが、ペットボトルがいっぱい。マイボトルを持参したほうが環境には優しそうです。

男子2名

こんなところで海水浴!?でもこのゴミもみんなこの2人が1週間で出したもの。このままゴミを投棄し続けたら、いつかは私たちもゴミの中で泳ぐなんてことになるかもしれません。それにしてもゴミを見れば、どんな生活をしているのかちょっと想像がつきますね。

7人家族

家族が増えればゴミの量ももちろん増えます。食べ物も加工品を買えばパッケージのゴミが増え、宅配サービスも包装ゴミを増やしています。

小さい子や赤ちゃんがいれば、紙おむつは必需品です。紙おむつや生理用ナプキン、大人用おむつなどに使用されている合成繊維は繊維状のプラスチック。生分解性のある素材を使った衛生用品の実用化が急務となっています。それにしてもこんな量の使用済みオムツ、よく1週間溜めておきましたね。

赤ちゃん

でも一人暮らしだってこんなにゴミが出ます。たった一度しか使用しないテイクアウトのコーヒーカップをマイカップに切り替えるだけで、ゴミ量はかなり減るはずです。

お姉さん

こちらはグレッグ本人と家族、そして一家が出した1週間分のゴミ。「他人をゴミと一緒に撮影しておきながら自分の家族は撮影しないっていうのは、おかしいので」とグレッグ。

 
 
 
 
 
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この一連のプロジェクトの背景をグレッグはこう語っています。

「このプロジェクトに参加してくれた友人、知人と同じように、自分たちが出している包装紙、パッケージ類のゴミの量に驚きました。ゴミを溜めて写真を撮ったというこの経験が、息子の環境問題に対する意識を高めてくれたらと思います。

どこまで理解してくれたかわからないけど、撮影の数週間後、当時7歳だった息子はこう言いました。『パパ、この世界はプラスチックで埋め尽くされていくんだね。ペットボトルを集める大きな塔が必要になる。きっと月まで到達しちゃうね』そしてちょっと考えてから『1000年前はペットボトルなんて1つもなかった。地球の上にプラスチックの破片さえなかったんだ、今と違ってね』って」

 
 
 
 
 
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環境問題というと自分一人が変わっても仕方がないのでは…と思いがちですが、たった1人でも1週間となるとこれだけたくさんのゴミを出しています。ドリンクカップやビニール袋、アイスのスプーンやストローなど、一度きりしか使わないプラスチック製品(シングルユースプラスチック)の購入をやめるという些細なことに気をつけるだけでも、状況は変わってくるはずです。

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