Lifehacks
今日からこの製品はバスルームから締め出した方がいい。そしたら少し幸せになる
歯磨き粉、シャンプー、ボディソープ、デオドラント…いずれも共通するのはバスルームにあるということと、プラスチックの容器に入っているという点。プラゴミを減らそうとマイバッグやマイカップを持参している人も、意外と見落としがちなのがバスルームのプラゴミです。
日本人1人あたりの使い捨てプラスチックゴミの量は、年間32kgで世界第2位の量だと言います。生活用品のほとんどにプラスチックは使われていますが、特に使い捨てのプラスチックゴミが多いのがバスルーム。いきなりすべてをプラスチック製品以外のものに切り替えるのは、現実的ではありません。でもバスルームを見直すだけでできることはこんなにあります。次回ドラッグストアに行く前に思い出したい13のポイントをご紹介します。
1. 生理用ナプキンやタンポン
プラスチックゴミが増えるのは月経中です。一人が一生で使う生理用ナプキンは9,600枚と試算されています。生理用ナプキンに使用されている吸水ポリマーも、皮膚が触れる面に使用されている不織布や開孔フィルムも元はプラスチック。海へ捨てられるプラスチックで5番目に多いのが生理用ナプキンだとか。
でもプラスチックをまったく使用しなくても、月経中は快適に過ごすことができます。
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オーガニックコットン製の生理用ナプキンや、月経カップを使うと生理中のプラゴミが一気にゼロに。生理用ナプキンは経血量の多い日は数枚用意しておきますが、それほど量が多くないときは使用面が汚れたら折り返してきれいな面を肌に当てて使うこともできるので、替えのナプキンを持ち歩く必要がなく便利です。洗うのが面倒という方は、月経カップがオススメ。医療用シリコンでできたカップは、一度装着したらよほど量が多くない限りほぼ1日中取り替え不要です。ゴミが出ないだけでなく、蒸れることもないので一度経験したらもうやめられません。
2. トイレットペーパー
トイレットペーパーやティッシュペーパーはその名の通り紙製ですが、必ずと言っていいほどプラスチックで包装されています。トイレットペーパーを買うたびに大きなプラスチックゴミが出てしまいますよね。
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でも実は業務用の「無包装」タイプがちゃんとあるのです。ホテルやレストランなど向けに製造されているタイプで、芯もありません。業務用なので、大量注文となりますが、その分1個当たりの単価も安く抑えられます。
3. トイレブラシ
プラスチック製でないトイレブラシを持っている人はいないかもしれません。100円ショップやドラッグストアに置いてあるのは、プラスチック製がほとんど。でもトイレブラシも長く大切に使い続けるなら、天然素材のものがちゃんとあります。見た目にもオシャレで、インテリアにも調和します。
4. ハンドソープ
洗面台の横に必ず置いてあるハンドソープは、プラスチック製の容器に入っています。詰め替えタイプにしたところで、プラスチックゴミの量は変わりません。ハンドソープは天然成分や無添加のせっけん素地でできた固形石鹸に切り替えてみてはいかがでしょう。プラスチック包装されていない石鹸を選ぶようにしましょう。
5. メイク落としグッズ
コットンパッドもメイク落としシートもプラスチック容器に入っています。でもメイク落としは必須ですよね。コットン100%のTシャツがヨレヨレになったら、何回も洗って使えるコットンパッドを作ってみましょう。シャツを二重にして使いやすい大きさにカットし、縫い合わせたら出来上がり。
6. シャンプーやボディソープ
シャンプーやコンディショナー、ボディソープはどれもすべてプラスチック容器に入っています。でもこれはみんな固形石けんに切り替え可能。純石けんやオーガニック成分でできた石けんは洗浄力が高く、1つでシャンプーやクレンジング、ハンドソープやシェービングクリームなどマルチに使うことができます。専用のものを買わないで済めば、それだけゴミも減るのです。
7. 洗濯バサミとハンガー
洗濯物を干すのにプラスチック製の洗濯バサミや、針金ハンガーを使っている人は多いと思いますが、屋外やベランダなどで使っているとすぐにボロボロになってきませんか?紫外線や雨水、気温の変化などの影響でプラスチックはどんどん劣化し、ボロボロと取れマイクロプラスチックとなってしまいます。
できれば洗濯物干しに使うハンガーや洗濯バサミは、紫外線にも雨水にも強いステンレス製のものが良さそうです。現在使用しているプラスチック製の洗濯バサミやハンガーは、室内干しやクローゼット用として使えばボロボロにならず長持ちします。
また針金ハンガーは、クリーニング店に返却することもできます。曲げたり汚したりせずきれいなまま返却すれば、再利用されるので新しいハンガーが使われず資源の節約です。
8. 使い捨てカミソリ
使い捨てカミソリは数週間使ったら刃を取り替えますが、プラスチック製のヘッドも一緒に毎回捨てることになります。これからもきっと何年も剃り続けることは確実なので、この際ステンレス製の両刃カミソリを買ってもいいかもしれません。両刃カミソリは男性のヒゲだってツルツルになる程剃り味抜群。
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刃を預け荷物に入れてしまえば本体は機内持ち込みも可能なので旅先にも持っていけます。1つあれば一生使い続けられそうです。
9. デオドラント
スプレータイプやシート、直接肌に塗るタイプなど種類はいろいろありますが、どれもプラスチック容器に入っているものがほとんど。ガラス容器に入ったデオドラント商品も販売されるようになっていますが、まだまだどこでも手に入るほど普及はしていません。だったら重層とエッセンシャルオイルを使って作ってしまいましょう。
スプレータイプ、パウダータイプ、塗るタイプなど好みに合わせて作ってみましょう。作り方はこちら!
10. 歯ブラシ
どんな歯ブラシもプラスチック製。捨てられた歯ブラシはほとんど焼却処分されているそうです。プラスチック製の歯ブラシを使わないとなると指に塩をつけて磨く…?そんなことはありません。馬毛や豚毛を使った耐久性に優れた歯ブラシや、竹や木などの天然素材を使った歯ブラシも販売されています。
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歯磨き粉はどこを見渡してもプラスチックチューブに入っているものばかりですが、これも自分で作ることができます。ホワイトカリオン(ホワイトクレイ)と植物性グリセリン、ミントの精油を混ぜて作ります。作り方はこちらから。
11. 綿棒
綿棒の持ち手の部分はプラスチックでできているものがほとんど。紙製のものもありますが、こちらも使い捨てなのでできればなんども使えるタイプに切り替えたいもの。耳掃除には昔ながらの竹製の耳かきやステンレス製のものを使ったり、手ぬぐいなどで外耳をぬぐう程度でもスッキリします。
12. 洗濯洗剤
液体洗剤よりも粉末タイプがおすすめ。実は粉末洗剤の方が洗浄力は液体洗剤よりも強く、皮脂汚れなどには特におすすめです。粉末洗剤はほとんどが紙製の容器で売られているので、リサイクルしやすいですね。
13. 掃除用洗剤
食器洗い、お風呂用、トイレ用、窓拭き用、油汚れ用などなど掃除用洗剤の種類は様々。専用洗剤の大群がかなりの場所を占拠していませんか?しかもすべてプラスチック容器に入っているはず。でも家の中の汚れなら大抵は、酢(穀物酢)、重層、クエン酸の3つがあればきれいになります。詳しくはこちらをご覧ください。
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プラスチック製品を全部取り替えるのはお金もかかり、ストレス以外の何物でもありません。プラスチック製品を減らしていくことは、物を大切に使う方法を身につけることとなのかもしれません。少しずつプラスチック製品の使い捨ての便利さを捨てたら、生活はきっともっとシンプルに豊かになるはずです。
プレビュー画像: ©︎Pinterest/greenmomscollective.ca, ©︎Instagram/nanairodou