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駅のホームで視覚障害の方にかけるべき言葉とタイミング

突然ですがみなさんに質問です。

プラットフォームで、到着した電車の連結部分に近づいていく人を見かけたら、みなさんだったらどうしますか?

多くの人が、「まぁただ単に隣の車両の列に並びたいのかな?」なんて思って見向きもしないかもしれません。

しかし、それが大きな人生の後悔になってしまう可能性があるのです。

今、「電車の連結部分に近づいていく人がいたら、躊躇せずに止めてほしい」とお願いするツイートをご紹介します。

一体、どのような理由からなのでしょうか。

実際にそのツイートをご覧ください!

全盲のホームでの転落事故の1つに「連結部分」があります。どうして?と思われるかもしれませんが、実はドアの部分と勘違いしてしまうのです。
もし、連結部分に向かっている人を見かけたら、ひるまず声をかけていただけたら嬉しいです。

そう、連結部分に近づく人を止めてほしい理由…それは、全盲の方がそこを電車のドアと勘違いしている場合があるためなのです。

このツイートをしたのは、会社員の浅井純子さん(@nofkOzrKtKUViTE)。ご自身も病気が原因で視力を失っており、愛犬であるオスの盲導犬ヴィヴィッドと生活を共にしています。

浅井さんは、盲導犬と一緒に街を歩き続けたことで、世の中にあるさまざまな不便さや危険性に気づきました。

それが、浅井さんがTwitterで日々情報を発信しつづけている理由なのです。

浅井さんは、Twitterユーザーからのこんな質問にも答えています。

全盲の方に声をかける時、どうすれば確実に気づいてもらえるのか?という質問に対し、

危険な時は躊躇せず「白い杖の人、盲導犬を連れている人」と大きな声で伝えても大丈夫だと答えています。そうすれば、全盲の方が自分のことだとすぐに気づくことができるからです。

Twitterの人々の反応

いかがでしたか?

以前私たちは、信号待ちをする盲導犬を連れた方を見かけたらぜひしてほしいことを紹介しました。

多くの場合、私たちも目の不自由な方に対し「助けてあげたい」という気持ちはあるものの、「声をかけていいのかな?失礼かもしれないし…」「びっくりさせたくない」などという気持ちが私たちの行動を抑制してしまいますよね。

しかし、あらかじめ正しい声かけの方法や、「こういう場合は躊躇せずに声かけすべき」というシチュエーションを知っていれば、スムーズに行動に移せるのではないでしょうか。

こちらの記事では、白杖を使う方が杖を高く掲げた時とるべき行動について紹介していますので、ぜひ併せてお読みください。

 
 
プレビュー画像:  / © Twitter/ nofkOzrKtKUViTE