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夢の世界の都市伝説?!ディズニー映画の裏設定にまつわる噂10選
世界中で年代を問わず愛されているディズニー映画。現在までに50本以上の長編アニメ映画が製作されています。そんなディズニー映画の世界、実はすべてつながりあっていて、それぞれの作品に別の映画の設定やキャラクターが織り交ぜられていることはファンの間ではもはや常識。
それもあってか、ディズニー映画の裏設定に関する数多くの噂が存在します。荒唐無稽で突飛な都市伝説的なものから、もはやディズニーファンの間では定説になっているものもあるようです。
ただし、こうした噂に対するディズニーの公式コメントはほとんどないので、信じるも信じないもあなた次第です。
1. ターザンはエルサとアナの兄弟
この説は監督自らが語っている数少ない裏設定かもしれません。『アナと雪の女王』(2013) の共同監督のひとりで『ターザン』(1999)の監督でもあるクリス・バックは、あるインタビューでこう語っています。
「エルサとアナの両親は、想定されたように嵐で死んでおらず、船上で生まれた小さな男の子とともにジャングルに流されたんだ。彼らはそのジャングルの中に木の家を建てたけど、両親だけヒョウに食べられてしまった。それで男の子はゴリラたちに育てられたんだ」
そう、その生き残った男の子こそ、ターザンなのだそうです。
2. エルサとアナの両親はラプンツェルの結婚式に向かう途中で命を落とした
『アナと雪の女王』の両親の死については別の裏設定もまことしやかに囁かれています。エルサとアナの両親が船でどこに向かっていたかについて、監督ジェニファー・リーは「結婚式に」と語っています。そのため、ファンのなかには、国王夫妻が「ラプンツェルとフリンの結婚式に出席する予定だった」と信じる人も多いのです。
ラプンツェルの原作はドイツのグリム兄弟の『ラプンツェル』。したがってラプンツェルの住んでいたコロナ王国はドイツと考えられます。アナ雪の舞台はノルウェーなので、ノルウェーから北海を通ってドイツまで向かう途中にデンマーク沖で難破したことになり、地理的な辻褄もあうのだとか。
3. アリエルが見つけた難破船はエルサとアナの両親のもの
アナ雪の国王夫妻の船旅については、他にも噂があるんです。キングとクイーンを乗せた船はデンマークの沖で難破したとされています。そのため、映画『リトル・マーメイド』 (1989) の冒頭でアリエルが探検した沈没船はアナ雪の国王夫妻が乗っていた船では?と言われています。
アリエルの物語は、デンマークの作家アンデルセンの童話が原作ですから、アリエルはデンマーク沖に住んでいたはず!というのがその根拠です。
4. フック船長がアリエルの母親を殺した
『ピーターパン』 (1953) に登場する人魚の一人は、アリエルの母アテナに驚くほど似ています。どちらも燃えるような赤い髪とエメラルドグリーンの尾びれです。続編『リトル・マーメイドII』(2000) では、アテナが邪悪な海賊に殺されたことが明らかになります。そのため、アリエルの母親を殺したのはフック船長だと考えらえているのです。
5. ベルのお気に入りの本はアラジン
映画『美女と野獣』(1991年) の冒頭で、ベルは本屋に行き、お気に入りの本について話します。ベルは、その本は「遠い国の話で、激しい剣での戦いや、魔法、変装した王子がでてくる」と語るんです。これは、翌年公開予定のディズニー映画『アラジン』(1992年) のことだろうと多くの人が指摘しています。確かに、アラジンのストーリーを彷彿とさせますよね。
Aladdin ist Belles Lieblingsbuch
6. ジェーンはベルの子孫
ターザンは森でジェーンという勇敢で心優しい女性に出会います。このジェーンが『美女と野獣』のベルと血が繋がっているのではないかと言う噂もあります。二人の共通点は、どちらも黄色が好きで、ちょっと「野蛮な」 男性に向かう傾向があるところ。もしそれだけでは説得力が足りないなら、とどめにもうひとつ。『美女と野獣』 (1991) のティーセットがジェーンの持ち物のなかで発見されるシーンがあります。これはジェーンが祖先から受け継いだことを示唆している、と言われています。
7. ゴーテルと白雪姫の魔女は同一人物
ラプンツェルの育ての親ゴーテル、そして白雪姫の継母の魔女が、同一人物ではないかという噂もあります。二人とも美しさと永遠の若さに執着しています。カゴにリンゴを入れて登場するところも共通しています。時系列的には、『白雪姫』 (1937) の邪悪な魔女は、実は生きながらえており、ゴーテルとして新しい生活を始め、再びラプンツェルの物語を生き、最後は老婆の姿で亡くなったのではないかと言われています。
Gothel und Schneewittchens Stiefmutter
8. 少女ブーは年老いてメリダの魔女になる
『メリダとおそろしの森』 (2012) に登場する魔女は、怖い魔女ではなく、心優しい小柄なおばあちゃん。ただ、ドアを通って姿を消すことができます。ディズニーファンにとって、ドアを通って異世界に行くと言えば『モンスターズ・インク』(2001)。この説によると、モンスターズインクに登場する少女ブーは、ドアを通って移動することを学び、年をとってメリダとおそろしの森の魔女になったと考えられています。この仮説の根拠として、魔女の仕事場に『モンスターズ・インク』のサリーの木彫りの絵があることが指摘されています。
9. 『トイストーリー』の人形ジェシーはアンディの母親のものだった
『トイ・ストーリー2』 のメインキャラクターであるカウガール人形の「ジェシー」の以前の持ち主だったのは「エミリー」という女の子ですが、このエミリーはアンディの母親ではないかと言われています。というのも、アンディは、ジェシーと同じデザインのカウボーイハットをかぶっているんです。母親が子ども時代に大好きだった人形の帽子を息子に与えたのでは?と考えれば、納得かもしれません。
10. アラジンは未来の話
ほとんどの人は、『アラジン』 (1992) の物語が過去に起きたと信じています。でも、もしかしたら、それは逆かもしれません。魔人ジーニーが魔法のランプから解放されたとき、彼は1万年もの間ランプに閉じ込められていたと語ります。そんな彼は現代のポップカルチャーに詳しく、アーノルド・シュワルツェネッガーやジャック・ニコルソンの真似を披露します。つまり、ジーニーはその知識を得た後に、1万年もの間、ランプの中で過ごしてきたわけです。ですから、あの物語は遠い遠い未来を舞台にしているということになりますね。
これらの噂が本当の裏設定であるかどうかはわかりません。でも、一つはっきりしているのは、ディズニー映画の世界はつながっているということ。無限に広がる世界と時間軸に夢と空想を膨らませることができるのもディズニー映画の醍醐味ですね。
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プレビュー画像: ©Pinterest/Michael Puente
