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【気をつけて】ファミマの店長は疑わしい行動をとる女性客に声をかけた。すると恐ろしい事実が明らかになった。
バラエティに富んだ商品に日々の暮らしの助けになる便利なコンビニ。宅急便やコピー機のサービスはもちろん、現金を使わずに買い物できる電子マネーサービスも充実しています。現金とは違ってなんとなくお金の感覚が薄い電子マネー、そんな電子マネーの弱点をついた特殊詐欺があとを断ちません。
2018年5月8日の午後7時ごろ、60代の女性が1人で三重県鳥羽市大明東町のファミリーマートを訪れました。彼女は店に入るとおもむろにある商品を手にして、レジへとやってきました。それは..
1枚の電子マネーカード。女性はなんと5万円分も購入したいと言います。怪しく思った店長は彼女に事情を伺うことにしました。すると女性は「(電子マネーの購入を)娘からLINEで指示された」と言うのです。
女性の話を聞いた店長は詐欺を疑い、三重県警が配布している「チェックシート」を手にとりました。そして、女性の話とチェックシートの要項を照らし合わせ、彼女に警察への相談を促します。その結果…
店長は女性が詐欺の被害者になるのを未然に防ぐことができたのです!5月23日には三重県警鳥羽署長が店を訪れ、感謝状が手渡されました。詐欺を水際で食い止めた店長の機転に脱帽です。
【鳥羽署から】
コンビニで電子マネーを購入しようとする女性客
店員さんが声を掛けると「LINEで指示された」と・・・
あれ?詐欺?
店長さんがチェックシートを活用して、警察への相談を促し、詐欺被害を未然防止!!
署長からファミリーマート大明東町店に感謝状を贈呈しました(^^)/ pic.twitter.com/E0S21uTJYa— 三重県警察広報室 (@Mpp_mie) 2018年5月25日
こうした、コンビニで「アマゾン」などの電子マネーを買わされる架空請求の詐欺は今も増え続けています。警察庁のまとめでは、2019年の全国の特殊詐欺の被害は認知件数1万6851件、被害額は315億8千万円にも上ります。
典型的な手口として犯人側から「有料動画の未納料金が発生しています」などの内容のメールが送られ、そのメールに驚いて電話をかけてきた被害者にコンビニで電子マネーカードやギフトカードを買わせ、コードを教えるように指示するものが挙げられます。
電子マネー詐欺は高齢者が多数被害を訴えている振り込め詐欺と違い、若者の被害者の数が多いことも特徴です。みなさんも未払金・未納金請求のメールがきても、焦りからコンビニに駆け込んで電子マネーを購入することのないようご注意ください。
プレビュー画像:©︎Facebook/Misuzu Okada