Lifehacks
娘の昼寝中に母親が3Dプリンターで作っていた「食べ物」。そのクオリティーは誰も予想だにしていなかった。
ウクライナ、チャルコフ在住のディナラ・カスコ(28)さんは建築家でありデザイナーでもあります。2年前に出産育児休暇を取った当時、ディナラはまさか自分が趣味の分野で世界的に有名になるとは夢にも思っていませんでした。ディナラが情熱を傾ける趣味、それはお菓子づくりです。
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日がな一日を家で赤ちゃんと過ごしているうちに、ディナラは伝統的な焼き菓子作りを始めます。しかし、伝統にあくまでも忠実にあり続けるにはディナラは少しばかりクリエィティブ過ぎたようです、ご覧ください。
最近の作品にはこんなものも。
本当に食べられるの?と思うかもしれませんが、切ってみればこんな感じです。美味しそう・・・
建築家としての才能を遺憾無く発揮しているようです。伝統的な菓子職人の技と現代のテクノロジー、そして彼女のユニークな感性が一つの作品となって見事に融合しています。
この信じられないほど美しい作品を作るには、ディナラはまず始めに新しい「ケーキ作品」をコンピューターでデザインします。そしてデザインを3Dプリンターで立体造形します。この手法で希望通りの形にケーキを焼き上げるための型を手に入れることができるのです。そして、3Dの型を元にシリコン製の焼き型を作り出します。
ディナラのケーキは、もちろん全て食べられます!なんだかもったいないですね。
ディナラの創造力はとどまるところを知りません。その独創性は余すことなくこれらの美しいケーキ菓子に発揮されています。
ここまでミニマルで完璧なデザインのお菓子は見たことがありません。
さらに、想像しがたいことですが、なんとディナラはベビーシッターに頼ることなく、育児の傍らこうした作品を作り上げていたのです。子供の昼寝中に作業に取り組んでいたのでした。
世間のお母さんがたの中には驚かれた方もいるでしょう、ごもっともです。子供の昼寝の間にクリエィティブ活動だなんて。乳児のお世話に追われクタクタな時期、通常ならば子供のお昼寝を休憩時間や他の家事作業に宛てることで手一杯なはず。
ところがディナラは革新的な素晴らしいお菓子づくりで世界中に新風を巻き起こしていたのです。
言うまでもなくディナラのInstagramアカウントは要チェックです。思わず息を飲む、うっとりするような数々の作品をご覧ください。