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DIY

ステップバイステップガイド|オリジナルの木製ベッドを作ろう

木製のベッドを自分で作ってみたいと思ったことはありませんか?

高湿度の日本では、おすすめは「すのこベッド」です。通気性がいいので、湿気がこもらず、カビが生えにくく、蒸し暑い夏でも快適です。

すのこベッドは市販のすのこやパレットを使えば誰でも簡単に作れます。もちろん、すのこ部分も自作すれば、好きなサイズでベッドを作ることができます。

この記事では、自分で「木製すのこベッド」を作るときに考慮しなければならないことや、ステップごとの進め方をご紹介します。

1. 寸法を測る

まずベッドをどこに設置するかを決めて、ベッドを置くスペースの寸法を正確に測ります。自分で作るベッドの利点は、自分のニーズに合わせて好きな大きさで作ることができることです。

市販のすのこを使う場合は、手に入る「すのこ」のサイズを確認してからそれに合わせて設計しましょう。

2. 枠に使う木を選ぶ

一般的な家具にはオークやブナなどがよく使われていますが、これは広葉樹は耐久性が高く傷がつきにくいという特徴があるからです。

ただしDIYでつくる際はスギやパインなどの針葉樹をつかうほうがおすすめです。カットやネジ止め、釘打ちなど木の硬さで加工の難易度が大きく変わります。柔らかい針葉樹のほうが加工するのは簡単です。どうしても広葉樹を使いたい場合はホームセンターでカットだけ頼むなど相談してみてください。

3. 設計

手に入る木の厚み、大きさを確認してからベットの設計をします。

ベットルームに収納がほしい場合は、ベットの下に空間を作りそこに収納ボックスなども作ってしまいましょう。引き出しやボックスまで作るのが大変だというのであれば、市販の収納ボックスのサイズを確認しておき、それにあわせてスペースを作るのも良いですね。ベットの下を収納スペースにするとかなりのものが保管できます。

4. 木材の準備と塗装

カットした木材を紙やすりで磨き、必要であれば塗料や木工用ニスで塗装します。はじめに木目と直角に、次に木目に沿って塗るとムラなく塗装することができます。組み立てた後でも塗装はできますが、板の状態のときに済ませてしまう方が簡単です。

5. 組み立て

縦木と横木をネジで固定し、その枠に足になる木材も取り付けます。このときにネジは長めのものを使うようにしましょう。取り付ける木の厚みプラス20ミリ以上は必要です。

次にすのこを乗せるための支えとなる木をフレームの内側に取り付けます。

Beginning To Make The Bed

あとは枠にすのこを乗せれば完成です。

市販のすのこに合わせて作るのもの1つの方法ですが、すのこ部分も自作すれば、好きなサイズのベットを作ることができます。

同じ長さにカットした木材を枠に並べて、等間隔になるように場所を決めてからネジで止めていきましょう。板と板の間はあまりあけすぎず、1〜3 cm程度がいいでしょう。

Making Progress

DIY初心者のための簡単すのこベット

  1. 折りたたみタイプ

一番シンプルなすのこベットは、市販のすのこ2枚を蝶番でつなげるだけ。折り畳みでき、そのまま立てれば布団を干すこともできます

2. パレットタイプ

これが一番簡単かもしれません。工業用の木製パレットを購入し並べるだけ。丈夫なので枠なしで使えます。

3. カラーボックスタイプ

収納は欲しいけど足を自作するのが難しいという場合は、カラーボックスを並べてボルトで固定し、その上にすのこを置く、という方法もあります。

ボルトを外せばバラバラにできるので、模様替えや引越しでも移動が簡単ですね。

木製ベッドはすのこやパレットを使えば、DIY初心者の方でも驚くほど簡単に作れてしまいます。ぜひ楽しんでやってみてください。

出典: obi , hagebau

プレビュー画像: © Flickr / Lorna Mitchell