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【パンの国ドイツより】おばあちゃん秘伝の焼き菓子やパン作り9のコツ
ドイツはパンの国 ?!世界で最もパンの種類が多いのがドイツです。そして、週末には家でケーキを焼く習慣が根付いており、老若男女みんなケーキが大好き。ドイツのケーキは意外に甘さ控えめで、軽く食べられるんですよ。
ここでは、そんなドイツのおばあちゃん直伝のパンや焼き菓子を作るときのコツをご紹介します。
1. バターの扱い方
パイやペイストリーを作るときにはバターはできるだけ硬く冷やした状態で練りこめるように小さく切っておきます。
他の生地では、柔らかくしたバターを使います。すぐに柔らかくするには、グラスにお湯を注ぎ、お湯を捨ててから、暖められたグラスを冷たいバターの上にかぶせると簡単です。
2. バタークリームやチョコクリームを塗るときはドライヤーで温める
ケーキのバタークリームやチョコクリームをうまく塗るには、ドライヤーで温めて少し溶かすと綺麗に塗れます。
3. 洋酒を入れて香り豊かに
火入れの際にアルコール分は蒸発しますが、芳醇な香りが残ります。たとえば、チェリーリキュール入りのチョコレートケーキなんて最高です!
4. 焼き菓子の生地は練りすぎないように
生地をふわふわにするには、あまり長く練らないことが大切。液状の材料を先に混ぜてから、粉類を入れてさっくり混ぜるようにしましょう。
ただし、パンなどの酵母生地にはしっかり捏ねるものもあります。
5. 焼きっぱなしの生地とシロップだけで美味しい
さっくり焼いたケーキにシロップ(洋酒入りだと高級感が出ます)をかけるだけで、しっとり美味しくいただけます。
6. 卵黄と卵白に分けて泡立てる
卵は卵黄と卵白に分けて、卵白をしっかり泡立ててから生地に入れると、手間はかかりますが、ふわふわの生地になります。
7. 冷たい卵は使わない
卵とバターなどの油分をまぜるときに、卵が冷たいと分離しやすくなります。そのため、冷たい卵は冷蔵庫から出して常温に戻しておきましょう。
8. 発酵温度
酵母菌は暖かいところが好きですが、熱すぎてもいけません。38°C以上になると酵母が死滅し、生地の膨らみが悪くなります。
オーブンに発酵モードがあればいいのですが、ない場合はオーブンを50°Cに予熱した後に電源を切り、扉を開けたまま少し冷やしてから、生地を入れて発酵させてください。
9. 本格的なライ麦パンのためにはサワー種を起こす
ドイツではライ麦パンが人気です。サワー種を起こして焼く伝統的なライ麦パンはとてもおいしくて消化のいいパン。サワー種は準備に5日間と時間がかかりますが、作り方はまったく難しくはありません。出来上がったサワー種は冷蔵庫で保存可能なので、作っておけばいつでもパンが作れますよ。
サワー種の起こし方:
- 1日目:ライ麦粉(有機)50gとぬるま湯50gをビンに入れ、箸でかき混ぜる。軽く蓋をして(密封しない)温かい場所に置く
- 2日目:ライ麦粉50gとぬるま湯50gをビンに入れ、箸でかき混ぜる。軽く蓋をして温かい場所に置く
- 3日目:ライ麦粉50gとぬるま湯50gを加え、同じように箸でかき混ぜて、軽く蓋をして温かい場所に置く。
- 4日目:同じ作業を繰り返す。
- 5日目:サワー種のできあがり。爽やかな香りがしているはずです。
この種300gにライ麦粉300g、水、塩などを混ぜて、倍くらいに膨らむまで発酵させてオーブンで焼けばおいしいライ麦パンのできあがりです!
この記事を参考にして、自宅でおいしいパンや焼き菓子を焼いてみてくださいね。
プレビュー画像:©︎Pinterest/Sabine Breitenbach, Lerin
