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蚊除けや刺された時のかゆみ止めに|ドクダミチンキの作り方

気温が上昇し暑くなり始める季節、気になるのが蚊などによる虫刺され。最近では、虫除けスプレーやかゆみ止めもエッセンシャルオイルを使用した自然由来のナチュラルなものが増えてきました。また、虫除けとして自宅にミントを植えたり、窓際にバジルを飾ったりとハーブを活用している人も多いのではないでしょうか。

そんな虫除けに使われるハーブですが、日本にも古くから使われている和ハーブがあります。それがドクダミ

ドクダミはその独特の強い匂いと繁殖力から雑草扱いされることもありますが、実は生薬名を「十薬(ジュウヤク)」と言い、「十の効き目がある」という由来があるほどの優れた薬効のある和ハーブなのです。その効果は、解熱や解毒、むくみ解消、肌荒れ、利尿や便秘改善など。

今回はそんな和のハーブ、ドクダミを使った夏に嬉しい虫除けに効果のあるドクダミチンキの作り方を紹介します。

<ドクダミチンキの作り方>
材料:
– ドクダミの花(花と葉両方でもOK)
– 保存用のガラス瓶(煮沸消毒して乾燥させておく)
– アルコール(ホワイトリカー、ウォッカ、または焼酎など)

作り方:
①ドクダミの花を新聞紙などに広げ、虫やごみを取り除いて乾いたガラス瓶などに詰める。気になる方は水で洗って水気をしっかり拭き取ってください。

②アルコールをひたひたになるまで注ぎ、しっかりふたをしめて室内の日の当たらないところに保存します。

※1週間程度経ったら使えますが、1ヵ月以上置くことで液体が琥珀色になってきて効果が高くなります。

使い方:
コーヒーフィルターなどを使い花を取り除き、チンキをスプレーボトルに移します。虫除けをしたい体の部位から30センチほど離してスプレーをします。(肌が弱い方は、水で2〜3倍に薄めて使ってください。水道水の塩素が気になる場合は、ミネラルウォーターで希釈してもOKです。)

またドクダミチンキは虫除けだけでなく、虫に刺された時もかゆみ止めとして効果が期待できます。虫刺されの箇所に塗れば、かゆみがスッと引くと言われています。

※肌に合わない場合もあるので、直接肌につける場合は事前に必ずパッチテストをしてください。

ドクダミのあの強い匂いは「デカノイルアセトアルデヒド」や「ラウリルアルデヒド」という成分から来るもので、実はこれらが非常に強い抗菌作用を持つと言われています。しかしチンキにするとあの独特の香りが無くなりフルーティになることから、匂いが苦手な方でもドクダミの効能を利用することができます。

ドクダミチンキは他にも精製水で薄めて化粧水にしたり、うがいの時に数的垂らして風邪予防をしたりと、暮らしの中で様々使うことができます。

ドクダミの花の開花時期は5月から7月ごろまで。今から作ればまだ夏真っ盛りの季節に間に合うので、ナチュラルな虫除けを探していたという方はぜひ試してみてください。

プレビュー画像:©︎Facebook/Rice Girl, Kouji Yamamoto

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