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Lifehacks

ドノヴァン症という性感染症が流行の兆し?!

鼠径肉芽腫症(そけいにくがしゅしょう)という性病をご存知でしょうか。発見者の名前をとってドノヴァン症とも呼ばれます。主にインド、カリブ、南アメリカなどの亜熱帯・熱帯地域で発生する性感染症で、日本ではまれですが、この性感染症が英国で広がりつつあるという報告があります。

この記事では、この病気の症状と治療に関する情報をご紹介しましょう。

 

ドノヴァン症の症状

ドノヴァン症は鼠径肉芽腫症という通り、性器に肉芽腫性の腫瘍(潰瘍)が生じます。男性も女性も罹患します。この感染症にかかると性器に急速に潰瘍が広がり、ひどい傷跡を残すこともあるため、早期に発見し、医学的に治療することが特に重要です。

ドノヴァン症の兆候と経過

  • 性器(陰茎や小陰唇)または性器の近くに痛みのない赤いしこりができる
  • しこりが破れてびらん(潰瘍)に発展し、異臭、痛みを伴い、触れるだけで出血する
  • 皮膚が炎症を起こし、化膿し、最終的には瘢痕(ケロイド)化する
  • リンパ節が腫れることもある

ドノヴァン症を放置すると、性器にできた瘢痕組織を外科的に除去しなければならないこともあります。

©Getty Images

治療

ドノヴァン症が疑われる場合は、できるだけ早く医師の診察を受けるましょう。この病気の症状(性器周辺のしこりや潰瘍)は、梅毒や鼠径リンパ肉芽腫(LGV)の症状と似ているため、どの性感染症なのかどうかを判断するために、顕微鏡生研を行う必要があります。ドノヴァン症が確認された場合、抗生物質で治療ができますが、時間との勝負となります。早期に治療を受ければ、後遺症を残すことはありません。

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感染経路

他の多くの性感染症と同様に、ドノヴァン症も無防備な性交渉によって感染します。つまり、性交渉の際にコンドームを適切に使用すれば、感染を防ぐことができるということです。この重要なポイントを忘れてはいけません。特に、旅行でアバンチュールを楽しんでいる人は要注意です。性感染症患者の多くが、海外旅行の不要なお土産として性病に感染していることが分かっているからです。

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同時感染のリスク

伝染性の性感染症は、単独で起こることはめったにないと言われています。つまり、1つの性感染症に感染している場合、免疫が低下し、他の性感染症に同時に感染する確率が高くなるのです。たとえばカンジダ症などのよくある感染症に罹患することで、命に関わることもある重大な性感染症に罹患するリスクも高まるのです。

性感染症がもたらす可能性のある深刻な影響

  • 不妊症(クラミジア)
  • 癌(HPV感染)
  • 神経系や脳へのダメージ(梅毒)

©Getty Images

性感染症に関しては、医学的進歩により治療が可能な病気だという安心感が生まれ、実際に感染率も減少しました。しかし、今、振り子は逆方向に振れています。日本でも梅毒などの性感染症が急増しており、抗生物質による治療は耐性を生み、治療が難しくなっています。ですから、一番重要なのは、やはり知識を持つことです。

性的なことの相談はためらいがちですが、早期の治療が大切だということを忘れず、疑わしい場合はすぐに病院を受診しましょう。

 

プレビュー画像: ©Getty Images ©Getty Images