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Lifehacks

【学校では教えてくれない】動物たちの意外な生態14

世界は驚きに満ちています。動物や植物はそれ自体が奇跡のような存在。学校で「生物」の授業が嫌いだった人でも、自然の脅威に目を見張ったり、動物たちの可愛さにほっこりしたりすることはあるでしょう。

ここでは、知っているようで知らない動物たちの意外な生態にスポットを当ててご紹介していきます。

1. オオハシの巨大なくちばしは何のため?

南米のカラフルな鳥「オオハシ」、全長の3分の1を占める大きくて鮮やかなクチバシが特徴です。この巨大なくちばしは単なる自然の気まぐれで大きくなったわけではなく、エアコンのような働きをしていることが研究によって確認されています。クチバシの表面の下には細い静脈が通っており、オオハシは血流量を調節することで暑くなると放熱しているのです。ちなみに、このクチバシの鮮やかな色は写真のように鳥の死後も長く残りますが、やがて消えていくそうです。

2. 月に向かって遠吠えするネズミ

北米の砂漠に生息する「バッタネズミ」 は、ハムスターくらいの大きさの可愛い外観とは裏腹にどう猛な肉食ネズミ。猛毒のサソリやタランチュラを捕まえて食べてしまいます。毒に免疫があるだけでなく、自然の鎮痛剤に変えてしまうんです。また、縄張りを示すために夜に口笛のような遠吠えをするため、「狼男ネズミ(Werewolf Mouse)」とも呼ばれます。

3. ニシンはオナラでコミュニケーションする

ニシンは肛門から音(おなら)を出して、仲間とコミュニケーションを取りあっていることが分かっています。暗い水面下で互いの位置を確認したり、攻撃者を警告したりしているようです。

Herring

4. 球になって敵を熱殺するミツバチ

蜂の攻撃は刺すだけではありません、ニホンミツバチは天敵オオスズメバチが近づくと、集団で群がり蜂球となって、スズメバチを包み込み、体を震わせて発熱して蒸し殺してしまいます。

5. ヘソがない哺乳類カモノハシ

カモノハシは、母なる自然の描く物語の中でも最もユニークなキャラクター。1798年にこの産卵哺乳類が発見されたとき、学者たちは何かの冗談だと思ったそうです。スコットランドの動物学者は、発見されたカモノハシは、ビーバーにアヒルのクチバシをつないだのではないかと疑ったと言います。しかし、もちろんクチバシは本物でした。カモノハシは卵を産むので、胎盤がないため、他の哺乳類のようにヘソはありません。

6. タツノオトシは、雄が出産する

一夫一婦制は人間が発明したものではありません。タツノオトシゴのペアは、一生を通じて同じ相手とだけ夫婦の関係を維持します。2匹のタツノオトシゴがペアになると、彼らは尾を絡ませ、一緒に並んで泳ぎます。手を繋いで歩く新婚カップルのようですね。さらに、オスは自分のお腹にある袋でメスが生んだ卵を数週間守り、出産まで担当する究極の育メンなんです。

7. イルカはドラッグを楽しむ

イルカは知能が高いだけでなく、ドラッグでトランス状態を楽しむことがわかっています。イルカが楽しんでいるドラッグは「フグ毒」。フグは危険にさらされると弱い毒を出します。イルカたちが順番にフグをくわえたり、突いたりしてフグに毒をださせ、トランス状態を楽しんでいる映像が撮影されています。またイルカは生殖のためだけでなく、純粋な快楽のためにセックスをする数少ない動物であることもわかっています。

8. タコの夢は色とりどり?!

海に住む知的な動物はイルカだけではありません。タコは無脊椎動物のなかでもっとも知能が高いと言われており、蓋つきの瓶に閉じ込められても自力で脱走できるという話は有名です。でも、タコが夢を見るって知っていましたか?下の動画で、タコの色が睡眠中に変化する様子が撮影されています。

もしかすると捕食者に襲われる夢を見て、やばい!とカモフラージュで色を変化させているのかもしれませんね。

9. 牛には親友がいる

動物の間にも友情は芽生えます。例えば、牛は仲間意識や親密な感情を持つことができる温厚で優しい動物。何百頭という集団生活のなかでも、気の合う仲間と寄り添いあって過ごすそうです。そんな親友が突然姿を消すと、ストレスで落ち込むこともあるんです。

牛と子犬の感動的な友情物語の記事もご覧ください。

10雪合戦に興じるニホンザル

ニホンザルは、冬には天然温泉につかってのんびり過ごすことはご存知の通り。お風呂でお互いに毛づくろいをして、リラックスした時間を過ごしたら、今度は運動。雪玉を作って、追いかけあって、雪玉をとりあったり、投げ合ったり。私たちもニホンザルのようにのんびりストレスなく毎日を過ごしたいものですね。

11. 大きな猫、チーター

家猫が時に虎のようにどう猛な表情を見せる瞬間あありますが、逆もあります。特にチーターはとっても猫っぽいのです。電光石火で敵を仕留める捕食者でもありますが、信頼した人には子猫のように喉を鳴らしたり、ニャーニャーと甘えます。

12. シロナガスクジラの心臓は自動車並

世界最大の心臓は、世界最大の動物シロナガスクジラの胸の中で鼓動する心臓。では、シロナガスクジラの心臓の大きさはどのくらいなのでしょうか?なんとその大きさは自動車並。中に大人が入っても余裕のある空間があり、重さはなんと1トンです。

自然界ほど好奇心を刺激するものはありませんね。もっと動物たちの姿が見たい方は、思わず笑みがこぼれるキュートな動物たちの写真、そして自然界のゾッとする光景を撮影した写真もご覧ください。

プレビュー画像:©️reddit/BookerDeWittsCarbine