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Lifehacks

長いお付き合い:ドラム式洗濯乾燥機のメンテナンスやお掃除の仕方

天候が不順だと部屋干しをせざるを得ませんが、室内の湿気や洗濯物に着くニオイが気になりますよね。そこで今人気を集めているのがドラム式の洗濯乾燥機。

ドラム式はドラムの回転・反転で洗濯物が大きく広がり、洗濯物全体に温風が当たりやすいので、抜群の乾燥力が支持される理由です。縦型洗濯機に比べると本体価格は高額ですが、乾燥機能を使うならずっと省エネなドラム式乾燥洗濯機を長く使い続けるための「10のやってはいけない」をご紹介します。

1. 灯台下暗し

ドラム式洗濯機を使うたびに拭き取りたいのが、ドアの内側のゴムパッキンの汚れです。意外と目につかない場所ですが、汚れが溜まりやすく、放っておくと、乾燥の熱でカビや汚れがゴムに完全に染み付き取れなくなってしまいます。

2. ほこりでいっぱい

ドラム式洗濯機は、洗濯物を乾燥させるたびに乾燥フィルターのホコリを掃除します。でもフィルターを掃除しても、洗濯物が生乾きになる、エラーサインが消えないという時は、次の2ヵ所を疑ってみましょう。

まずフィルターの奥のダクト部分を覗いてみましょう。ホコリが溜まっていたら、割り箸に紐を付けるなどしてダクトに落とさないように注意しながらホコリを取り除きます。

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もう一箇所は、ヒートポンプ周りです。温風の入れ替えをするダクトからヒートポンプ周りに溜まったホコリも要チェックです。

3. 洗濯乾燥機を高温の場所に置く

洗濯乾燥機は、浴室付近に置いている場合がほとんどだと思いますが、周囲の環境が高温多湿の状態で乾燥機能を使うのはやめたほうが良さそうです。室温が30℃以上で乾燥運転をすると、効率が落ち、乾燥終了まで通常よりもずっと長時間かかってしまうことがあります。また、湿度も運転効率に大きく影響することがあります。

お風呂場などは、窓を開けるか換気してから乾燥機を使うようにしましょう。

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4. ポリウレタンフォームを乾燥機に入れる

ブラジャーのパッド素材として使われることのあるポリウレタンフォーム。ドラム式乾燥機の中ではずれてしまうと、発火の恐れがあります。他にもクッションや座布団、ぬいぐるみなどに使われているこの素材は、高温の温風で加熱され発火してしまうことがあるので、必ずネットに入れ、他の洗濯物と一緒に洗い乾燥するようにしてください。

5. 洗剤の量が多すぎる

洗剤や柔軟剤の量が多すぎると、洗濯物に洗剤が残ってしまうだけでなく、洗濯機自体を傷める原因にもなります。洗剤の残りカスのせいで洗濯乾燥機のセンサーの働きが鈍くなり、乾燥完了までに通常よりも長時間かかるようになってしまうのです。

洗剤投入口のカビの原因にもなります。定期的に取り外して洗いましょう。

6. 乾燥が終わっても放って置く

洗濯や乾燥が終了したら、できるだけすぐに衣類を取り出しましょう。乾燥終了後なら放っておいてもいいのではと思うかもしれませんが、多くの場合洗濯機内にはまだ湿気がたっぷり残っています。長時間放置しておくと、せっかく乾燥した衣類が再びしっとりしてしまいます。

Laundry

7. 洗濯表示を無視

おしゃれ着などは特に洗濯表示に注意しなければならないのは縦型洗濯機でも同じことですが、ドラム式洗濯機の場合さらに注意が必要です。海外で生産された衣類の場合、洗濯表示も異なる場合があります。下の洗濯表示タグ写真の右から2番目は、ドラム式乾燥機の使用を禁止する記号です。ウールのセーターで特に指示がないものは、手洗いモードで洗うことができますが、乾燥する際はソフト乾燥コースを使用してください。

8. 排水フィルターを放置

排水フィルターは毎日掃除する必要はありませんが、1ヶ月に1度くらい抜いてあげないと、排水が悪くなり洗濯機の故障につながります。バケツなどを排水フィルター扉の下に敷いてから排水フィルターを取り出しましょう、水がドバッと出ることがあります。

9. 焦げ臭い異臭を放置

ヨーロッパでは昔から洗濯機の主流がドラム式ですが、ドイツでは建物火災の原因の3分の1は家電製品からの出火だそうです。中でももっとも多いのが、ドラム式洗濯乾燥機の漏電による出火。乾燥した風を送り続ける乾燥機では、ほんの些細な漏電でも火災の原因になってしまいます。

もし焦げ臭い匂いがしたらすぐに止めて修理に出しましょう。ドラム式洗濯乾燥機上の天井に火災警報器を設置しておくことをお勧めします。使用して数年経つようだったら、一度乾燥機を下の写真のように解体してホコリを吸い取ってください。

10. いつも乾燥機

便利な乾燥機機能ですが、通常通り干すよりも衣類を傷めているのも確かです。乾燥フィルターなどにいかにホコリや糸くずが溜まるかを見ればわかると思います。乾燥機を使えば使うほど生地は薄くなっていくのです。

冬場でも天気の良い日や休日は、乾燥機を使わずに外に干してあげると良いでしょう。

no laundry today

日本でも普及しつつあるドラム式洗濯乾燥機。縦型洗濯機に比べてかなり高額ですが、干す手間が省けてふかふかの洗濯物が洗濯機から出てくるんだったら真剣に購入を考えたいところですよね。便利なドラム式洗濯乾燥機、掃除やメンテナンスのコツを知って長く付き合いたいものです。

プレビュー画像: © Flickr / Spensatron 5000

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