忘れないで!13歳の少女は祖母のためにすンごいアプリを開発する。

2016年の報告によると、認知症に苦しむ人は世界で4700万人にものぼると言われています。 認知症になってしまうと、日常生活に支障をきたすだけでなく、周囲の人々を悲しみに包んでしまうことがあります。なぜなら、血の繋がった家族のことすら思い出すことができなくなってしまうのですから。

Ocskay Bence/shutterstock

13歳のエマ・ヤンも同じように悲しみの中にいました。エマは香港で生まれましたが、両親と一緒にニューヨークへ引っ越しました。香港に残った祖母とはテレビ電話などで連絡を取っていたのですが、祖母の認知症が進行してしまい、エマの年齢や名前をもはや思い出すことが出来なくなっていたのです。

香港とニューヨークという遠く離れた場所に住んでいることもあり、エマはこのままでは祖母はすっかり自分のことを忘れてしまうのではないかという危機感を抱きます。

8歳の時からプログラミングの教育を受けていたエマは、認知症の人の役に立つアプリを設計することにします。

「祖母に絶対に私のことを忘れてほしくなかったんです」

エマは語ります。

Vimeo/eaa.family

エマはアプリ開発のため、50人ものアルツハイマー病患者が日常で抱えている問題を調査しました。さらにニューヨーク・テクノロジーフェアでそのプロジェクトの必要性が認められ、マイケル・ペレルシュタイン記念研究所から資金調達することにまで成功します。

そうして完成したのがこの「Timeless」というスマートフォンアプリ。アプリは6つの基本的な機能から出来ています。例えば「Today’s Events」では、今日の予定を見ることが出来ます。

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「Me」の項目で見られるのは、自分自身の基本情報。

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アプリにはフォトギャラリーがあって、常に忘れてほしくない家族の写真を保存できます。

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アドレス帳には、画像とセットで連絡先も保存できます。

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「Updates」では、家族や親戚が今どこで何をしているのか(「家にいる」「ヨーロッパに旅行中」など)を知ることができます!

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そして「Identify」(識別)機能はこのアプリの目玉!目の前にいる人の写真をスマホで撮ることにより、アプリの中に保存してあるデータベースの中から「もしかしたらこの人物では?」とサジェストしてくれます。

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エマ自身がアプリについて説明する動画もぜひご覧ください。

いかがでしたか?このアプリはまだプロトタイプ段階で、広く普及してはいませんが、近い将来、何百万人もの認知症の人々を救うことになるかもしれません。

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