ちえとくをフォローする

エコフレンドリー

環境にも優しく効率も良い|絵の具パレットの洗い方

趣味や学校の授業で使う絵の具。アクリル絵の具や水彩画の場合、使った後は道具を水洗いしてお手入れをします。

let the children play

水彩画やアクリル画で使用した水や筆、またパレットを洗った水は基本的に排水口に流しても大丈夫となっていますが、パレットにたくさん絵の具が余ってしまった時に、他の道具を水洗いするように全て水で洗い流していませんか?

102/365   ROYGBIV

パレットについた絵の具の洗い方

美術教師をしているというえぴれふさん(@onesixth_epilef)は、パレットについた絵の具の洗い方について調べていた時に、水道局の人からこんなアドバイスをもらったそうです。

「圧ッッッッ倒的に②拭き取って捨てる、にして欲しいです。地球のために。」

現代社会では、下水処理機能があるとはいえ、生活排水を環境に負荷のないレベルまで処理するには、大量の水とエネルギーを使います。そのため、水道局の人によると、パレットに残っている絵の具は紙などで拭き取り、ゴミとして処分をした方が、水洗いで流してしまうよりも圧倒的に環境に優しいとのこと。

ネットの反応

このツイートには、他のユーザーたちからも「そうだったんだ!」と驚きの声があがるとともに、「これからは拭き取りたい」との声が多数寄せられています。

環境面以外にもメリットが

実際に拭き取り方式にしたというえぴれふさんは、この方法の方が水洗いよりも効率が良いと感じたそうです。さらに、学校などたくさんの人が一度に絵の具道具を洗う場面では、パレットに残った絵の具を拭き取ることで水場の混雑も解消されたという利点も。

また、絵の具に限らずカップ麺の汁や油汚れ、コーヒーのカスや薬などは排水口に流さない方がいいと言われているものたちです。排水口へ流さないことで、環境への負荷を減らすだけでなく、排水口からの嫌な匂いや配管の詰まりといったトラブルを予防することにもつながります。

最近では環境への意識の高まりから、主に調味料や油汚れなどキッチンの排水口に流さない方がいいものについては多くの人に知られつつあります。しかし、絵の具については言われてみてハッとしたという人も多いのではないでしょうか。

これからは、パレットを洗うときは効率も良く、さらにエコにもつながるという拭き取り方式に切り替えていきたいですね。また、拭き取った後の絵の具のゴミ処理の方法についは、お住まいの自治体のゴミ出しルールをご確認ください。

排水口に流していいものとそうでないものについて詳しく知りたいという場合は、以下の記事がおすすめです。

プレビュー画像:©︎flickr/erix
出典:©︎Twitter@onesixth_epilef