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子育て

ダブルクリップが便利|子供の鉛筆トレーニング

大人になった今では毎日当たり前のように使うペンや鉛筆ですが、鉛筆を正しく持てるのは、小さな頃の訓練の賜物でもあります。幼稚園や小学校低学年くらいの小さな子供をもつ親御さんであれば、「子どもに鉛筆を正しく持ってもらいたい」と思いますよね。

一人一人のタイミングによりますが、3歳くらいから子供は鉛筆を持てるようになると言われています。でも、体幹が安定していない子供は、腕や指先に入る力の調整ができず、鉛筆を正しく持つことが難しいことも。そのため、指先にしっかり力が入れられる小学校中〜高学年までは、持ち方が安定しないこともあるそうです。

ダブルクリップが鉛筆トレーニングに活躍

そんな一朝一夕とはいかない鉛筆トレーニング。トレーニング用にペングリップなどのサポーターなども販売されていますが、実はもっと簡単な方法でトレーニングができるのです。

その方法とは、書類を挟むのに使うダブルクリップで鉛筆を挟むだけ。

Twitter/onlinekohitsu

鉛筆に挟むことで、ダブルクリップのレバー部分が両側から人差し指を固定するだけでなく、クリップの側面に位置する親指・中指も安定し、力が入れやすくなり、持ち方の練習や矯正ができます。

このように子供の頃にトレーニングが必要な鉛筆ですが、正しく持つことで、さまざまなメリットをもたらすと言われています。

鉛筆の正しい持ち方がもたらすメリット

・綺麗な文字が書けるようになる
鉛筆を正しく持つことで、力が入れやすくなり「とめ」「はね」「はらい」などがしっかりとできるようになり、綺麗な字が書けるようになります。

・集中力アップ
正しい持ち方をすると、無駄な力を使わないので、手が疲れにくくなることはもちろん、手の平を下に向けることで脇が締まり、正しい姿勢を取りやすくなります。そのため、手・目・首・肩など全身も疲れにくくなり、集中力も高まります。

・脳への適度な刺激
鉛筆を正しく持つために必要な指先。指先に力が入り、器用に動かすことはそれ自体が脳への刺激に。積み木やパズルなどの遊びと同様、鉛筆を使うことは知育にもつながります。

・勉強に対するモチベーションがアップする
これは子供がもう少し成長してからの話になりますが、正しい持ち方で綺麗な文字を書けることで、授業中のノートが見やすくなるだけでなく、勉強が楽しいと思えるようになるそうです。

また、今回紹介したダブルクリップを使った鉛筆トレーニングですが、小さな子供の食事の際のトレーニングでも活躍します。

ダブルクリップでできる持ち方トレーニング

・スプーン
小さな子供は、スプーンを掴むように持ちますが、ダブルクリップをつかうことで鉛筆持ちが簡単にできるように。

・箸
鉛筆をもつ要領でお箸にダブルクリップをつければ、人差し指、親指、中指が安定し、箸がぐらぐらしなくなります。ただし、こちらの場合は下側の箸を、ちゃんと持てている場合に有効です。箸がイマイチ上手に持てない…そんなあと一歩の時に使える手になりそうです。

ダブルクリップを使った簡単トレーニング、小さなお子さんがいるという方はぜひ試してみてください。

プレビュー画像:©︎Twitter/onlinekohitsu
出典:のびのびランド