Lifehacks
親指と小指をくっつけたまま、手を上にあげて。手首の腱が表れたら、あなたは選ばれし13%の1人。
現代の人類(ホモサピエンス)は約20万年前に登場したといわれていますが、現在の私たちの姿になるまでには長い時間をかけて様々な進化を経ています。
進化の過程で退化していった器官は、現代の私たちの体にも未だに備わっていることがあります。この進化を証明するような痕跡は、例えば体毛や一部の骨などの形で現代の人間にも残されているのです。今日はなかでも特に興味深い例をご紹介します。
手のひらを上にして、腕をテーブルにつけてみてください。このとき、親指と小指をくっつけたまま、手を少し上にあげます。この動作で手首の腱がはっきりと現れる人と現れない人がいます。
この腱は、長掌筋と呼ばれる器官の名残だと言われています。この筋肉は上腕部から手首にかけて伸びています。元々は手首の動きをサポートする筋肉でしたが、現代の人類にとっては必要がなくなったため、今では現代人のおよそ13%しか持っていないということです。この筋肉はもはや何の意味も持たなくなってしまったものなので、これがなくても日常生活になんら支障をきたすことはないそうです。
いかがでしたか?人類の進化を実際に目で見て確認できるというのは、面白いですよね。こちらのビデオで詳しく紹介されていますので、どうぞご覧ください。(英語音声のみ)
