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Lifehacks

獣医をカンカンにするペットの飼い主がよくやる10の間違い 8番目は身に覚えがあるかも!

子どもの頃、獣医さんになるのが夢だった人は結構いるはず。猫や犬を好きなだけ抱っこできるなんて、こんないい職業ない、そう思い描いていたのではないでしょうか?でも、もちろんどんな職業もそうであるように、獣医だって現実はいい側面ばかりではありません。でも獣医の頭を悩ませているのは、動物ではありません。動物の飼い主たちの無知が獣医のストレスの大きな原因でもあるのです。

獣医を困らせる飼い主の10の行動はこちら!

1. ペットの病歴を知らない飼い主

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人と違って話すことのできない動物たちですが、具合が悪いことくらいなら獣医は一目見てわかるでしょう。でもペットの病歴は飼い主から聞き出さなければ知ることができません。ペットが最善の治療を受けるためには、獣医はペットがこれまでどんな治療を受けてきたのか詳細に知る必要があります。あやふやな情報を伝えられても獣医は処置に困ってしまいます。

2. ピットブルが最も危険な犬だという飼い主の思い込み

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ピットブルやロットワイラーが危ない犬だと思い込んでいる飼い主は多いもの。獣医はこうした大型犬への懸念を嫌という程聞かされるそうです。でも実際に攻撃的で予想外の行動をするのは、チワワなどの小型犬。診察台で唸り声をあげて獣医に噛み付こうとするのも、実際は”闘犬”ではなくてこうした小型犬の方が多いとか。

3. 犬のしつけの相談に来る飼い主

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愛犬が赤ちゃんになつかない?飼ったばかりの犬が家の中でおしっこする?こうした問題は獣医ではなく、動物カウンセラーやドッグトレーナーの専門領域です。しつけのことを相談できないからといって、獣医に腹をたてる飼い主もいるようですが、獣医の専門はわんこの体の健康問題。しつけについてはその道の専門家を頼りましょう。

4. 犬にビタミン剤を与える飼い主

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ドッグフードには犬が必要とするビタミンやミネラルがしっかり含まれています。ドッグフードを与えていれば、ビタミン補給する必要はまずありません。でもお手製のエサを与えたいというのであれば、獣医に相談して、ビタミンやミネラルを補給したほうがいいか確認してください。

5. 犬に生肉を与える飼い主

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野生では動物はいつも生肉を食べているのだから、犬や猫も生肉を食べた方がいいと思い込んでいる人は結構います。でも犬も猫も人と暮らすようになって何千年も経っており、ペットの体は生肉を消化しにくくなっています。いくら固形のペットフードが美味しくなさそうだからといって、ペットの食生活を生肉中心に変えてしまうと、栄養不足や消化不良を招いてしまいます。

6. ペットに人間の薬を与える飼い主 

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ペットが病気になった時、怪我をした時、獣医からもらった痛み止め薬が切れてかわいそうだからといって、人間用の痛み止め薬を与えるのは絶対にやめましょう。痛み止め薬はペットにとっては有毒で、最悪の場合死に至る可能性も…。抗がん剤や抗うつ剤を犬に与えると効果があるという説もありますが、投与量などを誤ると危険ですので必ず獣医に相談してください。また、犬や猫が間違って食べてしまうような場所に薬を置かないようにするのも大切です。

7. 伸縮リード

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小型犬などによくつけているローラータイプの伸縮リードは、獣医は推奨していません。長さの決まったリードに繋いでおくよりも、3〜5mほど伸びるローラータイプのリードの方が、犬は自由を楽しめているように映るのかもしれません。でも歩行時に伸縮タイプのリードを使っていると、犬は飼い主から離れて歩きはじめ、ピーンとはったリードを突然引っ張る時の衝撃は大きいのでそのうち背骨を痛めてしまいます。散歩の時は、ハーネスに通常のリードをつけて歩行する方が犬の体のためには良いのです。

8. ペットの症状をググってから来院する飼い主

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自分の具合が悪くなった時、最近ではグーグルで症状を検索する人が多いと思いますが、それはペットに対しても同じ傾向があるようです。ペットの具合が悪い時は、「犬 何回も吐く」なんてグーグルで検索して悩む暇はありません。早く獣医の元に連れて行きましょう。

9. もう安楽死しかないという意見に耳を傾けず、更なる治療を要求する飼い主

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治る見込みのない病気にかかったペットを安楽死させるのは、誰にとっても難しい決定です。飼い主にとっては何よりも辛い、そして信じたくない事実ですが、安楽死させてあげることが最後の手段となることはあります。消えかかる命を繋ぎとめようとさらに治療を重ねることは、ペットの苦しみを助長することに他なりません。辛すぎる決定ではありますが、出来るだけ苦しませずに逝かせてあげるのは、ペットに対する飼い主の最後の思いやりであるときもあるのです。

10. 獣医への思いやりのない飼い主

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ペットが体に不調を抱えれば、獣医は全力を尽くしますが、機械的に作業を行なっているわけではありません。どんな患者のことも覚えていて、初めて来院した日から別れの日まで、獣医はペットと飼い主を見守り続ける大切な役目を負っているのです。多くの獣医は、この仕事に誇りと情熱を感じています。もっと獣医のことを信頼してあげてください。

動物のことばかり考えていられると思っていた獣医の仕事も、やはり人間相手の側面も多いものなのかもしれませんね。獣医さんへの思いやりは、結局は愛するペットの健康と幸せにつながるはずです。

プレビュー画像:©︎Pinterest/doggiescare.com