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楽しすぎて映画の内容なんて正直どうでもよくなる映画館5選。3番目は一生に一度は行ってみたい!
前回映画館で映画を見たのはいつですか?ネットフリックスやフールー、アマゾンなどのネット動画配信サービスの台頭で、映画はもはや家で見る時代。残念ながら多くの映画館は淘汰されていますが、映画館でしか味わえない特別な空間を演出しようと設備やサービスに工夫を凝らしているところも多々あります。
パジャマのまま家で映画を見るのもいいですが、デートや優雅なお一人様時間にはあえて足を運びたい、世界の素敵すぎる映画館5選をご紹介します。
pixabay/MichaelGaida
1. パテ・シネマ(スイス)
映画館チェーンのパテは、8つの映画館を運営するスイス最大の映画館チェーン。今年5月にオープンしたアールガウ州スプライテンバッハの映画館は、もちろん新設備を備えていますが、特筆すべきは1,322の座席。最高の座り心地(寝心地)を提供しているのです。
VIP席はダブルベッドサイズのリクライニングソファベッドで、映画館にいながら自宅のような親密でリラックスしたひと時を味わうことができます。シーツは上映の度に交換されるのでご安心を。
通常シートで17ユーロ(約2,000円)、VIPシートは43ユーロ(約5,000円)とさすがスイス!なお値段です。
子ども専用の上映室もあるので、ここなら上映中に走り回っても歌い始めても怒られることはありません。
パテ・シネマでは映画のお供も充実していて、ポップコーンなどに加えて焼きたてクレープやワッフルも楽しめるほか、ワインバーも併設されています。
2. アーキペラゴ・シネマ(タイ)
タイ、クードゥ島のナイピーレー湖に浮かぶのはアーキペラゴ・シネマ。ハリウッド女優のティルダ・スウィントンが中心となって開催した映画祭「Film on the Rocks」の会場施設として2012年に完成しました。
アーキペラゴ・シネマにたどり着くにはボートに乗るしかありません。面積は255㎡、120人まで収容可能だそう。
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地元のエビ養殖用のイカダに着想を得たこの湖に浮かぶ映画館は、木のフレームをゴムバンドで繋げただけの簡易な建築で、上映中は全体を蚊帳で覆います。
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水に浮かぶ映画館は解体も設置も何度でも、どこでもできます。下の写真は2012年にベニスで設置された時のもの。
アーキペラゴ・シネマは現在タイに戻り、島民が自由に使える施設となっています。
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3. シークレット・シネマ(イギリス)
シークレット・シネマはロンドンのあちこちに進出しては消える、住所不逞の秘密の映画館。映画の内容に合わせて上映場所が設定され、さらに会場内も映画のテーマに沿ってデコレーションされます。
さらに、コスチュームをつけたアマチュアの俳優が会場で観客を巻き込んでの演技を始めるなど、「ここでしか味わえない体験」にこだわっています。
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刑務所を舞台にした映画は刑務所で上映されますし、スターウォーズの時は会場内にレーザー光線が走るなどの工夫が盛りだくさん。
次の上映はいつどこで、何をするのか、すべての情報はオンラインで登録メンバーのみ閲覧可能です。
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4. ティーシオン(ギリシア)
ティーシオンはアテネで最も古い屋外上映会場で、1935年から毎年4月から10月まで新旧取り混ぜた上映プログラムで地元の人々の憩いの場となっています。
屋外上映ならどこにでもあるかもしれませんが、ここから見える風景は格別。会場からパルテノン神殿とアクロポリスの山々を一望できるのです。
5. ホット・タブ・シネマ(世界各地)
星空の下で大スクリーンの映画を楽しむ屋外上映の開放感は格別です。このホット・タブ・シネマはそんな屋外上映会場に温水のゴムプールを敷き詰めた、いわば移動式温泉上映会。
ヨーロッパ、オーストラリア、米国やイビザ島で人気の映画鑑賞スタイルだそうです。いつどこで何を上映するのかは、ウェブサイトで確認できます。参加費は35ユーロ(約4,200円)。水着とタオルをお忘れなく!
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ある特定の場所で自分以外の誰かと、時間と映画を共有するという体験は時にややこしいもの。でもあえてそのややこしさを楽しもうとするこんな創造的な映画館なら、記憶に残る映画鑑賞になりそうですね。
