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世界中でダマされた人続出! ネットで話題になったあの画像はフェイク?!

SNSで見かけた衝撃的な画像。思わずシェアしてしまったことはありませんか?最近増えているのは、何万人もの人がシェアした衝撃画像が後になってニセモノだったと判明するパターン。

たとえば、2016年の熊本地震では「動物園からライオンが放たれた」というデマとともに街を徘徊するライオンの画像が拡散されました。後に、この画像はアフリカで撮影されたものだと判明。でも画像があるだけでデマニュースの信ぴょう性が高くなってしまいますよね。

また、遊び心で作った画像に「フェイクです」と注意書きをつけて投稿しても、画像だけが一人歩きしてしまうことも多いようです。

この記事では、世界中で多くの人が騙された衝撃フェイク画像の種明かしをしていきましょう。

12枚の有名な偽造写真の種明かし

1.ハリウッドの映画会社MGM(メトロ=ゴールドウィン=メイヤー)は、オープニングでライオンが吠えるロゴでおなじみです。あのロゴの撮影時の様子を写した写真として拡散されたのがこの画像。撮影のために縛り付けられたライオンの姿に多くの人が衝撃を受けました。

でも、実はこの画像は合成されたフェイク画像。元の写真はCT検査を受ける病気のライオンです。

2. 中華鍋で豪快にチャーハンをあおりつつ、カメラ目線を決める天才料理人?!こちらも合成画像でした。

3. 撮影中にクマに追いかけられて逃げるカメラクルーの写真は世界中に拡散されました。しかしこの画像、逃げるカメラクルーの写真を撮影した後に、クマの画像を貼り付けたものだと判明。

4. フライト中に窓から身を乗り出して自撮り?!危険すぎるセルフィーと話題になったパイロットの自撮り写真です。写っているダニエル・センテノは本物のパイロット。でも、画像はフェイクなのでご安心を。

地上で撮影した自撮り写真と飛行機からの景色をフォトショップで合成したものだと本人が注意書きをしているのですが、画像だけがどんどん拡散されてしまいました。

5. 砂漠の国エジプトに雪?と世間を騒がせた写真です。実際、2013年には約100年ぶりにカイロに雪が降ったそうです。でも、この画像ほど深く積もってはいません。

実はこの画像、栃木県にある東部ワールドスクウェアのミニチュア模型なんです。世界遺産を25分の1スケールで再現した公園です。

6. 突然変異で生まれたブラックライオンを撮影した衝撃写真が何枚も拡散されました。結局、どの画像にも元画像が発見され、すべてフォトショップで黒く塗っただけのものだと判明しました。

7. 車の上でお昼寝する牛?!

こちらも元画像が見つかりフェイクと判明。元画像がなければ、騙されてしまいますよね。

8. 海の上にくさびのようにそびえ立つ島に建てられた古城。行ってみたい!と多くの人が思ったことでしょう。でも、残念ながら、目的地を探しても見つかりません。これはドイツのリヒテンシュタイン城の一部とタイのパンガー湾の合成写真。

9. 偽物の方が本物らしいこともあります、大富豪の娘であるパリス・ヒルトンのタンクトップには「貧乏なんてやめちゃえ(Stop Being Poor)」と書かれており、彼女の貧困への無神経さに次々に非難の声があがりました。でも実はタンクトップには「やけにならないで(Stop being Desperate)」と書かれていたんです。

10. バリ島の天国の門(割れ門)とその前に広がる透明な湖は、最強のインスタ映えスポットとして有名です。でも、実はこの門の周辺に湖は存在しません。この写真は現地のカメラマンの青年が手鏡を使って撮影してくれるトリック写真なのです。

11. この首の短い「ミニキリン」の写真は衝撃的でした。でもこれも加工画像です。

12. 運河が巡らされたヴェネツィアは「水の都」と呼ぶにふさわしい美しい街。でも、あまりにも撮影されずぎているため、ネットで拡散してもらうにはスパイスが足りないようです。この画像は、ある写真家がフォトショップを使って「水の都」を「氷の都」に変えた画像。

偽物とわかっていても息を呑む美しさです。

画像加工のトリックは巧妙になる一方ですが、騙されてフェイク拡散に協力してしまうのは嫌ですよね。ネットであまりにも衝撃的な画像をみたときは、まずは疑ってみる必要があるようです。

こちらは画像加工されていない衝撃画像です。併せてご覧ください。

プレビュー画像: ©pinterest/snopes ©twitter/amanda_m_macias