チャイルドシートの意外と知られていない正しい取り扱い方

小さな子どもの親なら誰でも、赤信号で止まること、左右を確認して横断歩道を渡ること、ルールは守らなければ命の危険があるということをを子どもに徹底的に教えるはずです。 ところが警察庁とJAFの合同調査によると、6歳未満の子どもには義務化されているチャイルドシートの使用率は2018年の調査で66.2%に留まっていることがわかりました。チャイルドシート不使用で事故にあった場合、子どもの死亡率は11倍に上昇します。

しかも乳児用チャイルドシートの半数以上、幼児用にいたっては71%が間違った取り付け方で設置されていることもわかっています。チャイルドシートを使用していても不適切な取り付け方をしていては、効果は十分発揮されません。適正に使用された場合に比べて重傷を負う確率も5.4倍です。

子どもを危険から守ってあげられる大人として知っておきたい、チャイルドシートの取り扱い方についてご紹介します。

Ready for my first car ride

車のどこに取り付ける?

運転手にとっては、目の届くところにチャイルドシートを取り付けたくなるもの。でも、事故の際に助手席のエアバッグが開くと、子どもが押しつぶされ怪我をしてしまうこともあります。チャイルドシートは、後部座席、特に乗り降りの安全も考えて歩道側(左側)に取り付けるのがベストです。後部座席の中央は、シートの形状などによって正しく設置できない場合があるので避けましょう。

また、乳児用のシートは子どもの安全のために進行方向とは逆向きに設置します。

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気持ち良さそうに眠っているからそのままに…

赤ちゃんが眠っていたら、チャイルドシートごと外して家に持ってきてしまいそうですが、シートベルトやハーネスが閉められていない状態で赤ちゃんをシートに寝かせておくのは危険。赤ちゃんの体はずりおちて、胸が圧迫されて呼吸が妨げられるからです。わずか4分で最悪の場合窒息死してしまいます。この状態で死に至ってしまう赤ちゃんも多くいます。

月に一度は取り付け状況の確認を

シート取り付けの最もよくある失敗としては、シートベルトの締め付け不足だそうです。チャイルドシートがしっかり固定されていないと、事故の際にチャイルドシートごと投げ出されてしまう可能性もあります。わかっているつもりでも、月に一度は取扱説明書を見ながら取り付け方を確認しましょう。

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JAFによれば、特に確認するべき項目は次の3点。

  • シートベルトがピンと張っている状態であるかどうか。緩んでいたり、ねじれていると、ちょっとした衝撃でシートが動いてしまうことがあります。シートベルトがねじれていないかは念入りにチェック。
  • シートベルトがバックルで正しく止まっているかどうか。必ず触って確かめます。またチャイルドシートのサポートレッグがしっかり固定されているかどうかも必ず確認。
  • ハーネスは、乳児の場合はハーネスベルトの出口が肩の高さと同じか、少し下になるように調節。幼児、学童の場合は、ハーネスベルトの出口が肩の高さと同じか、少し高い程度に調節します。また、きつすぎてもいけないので、子どもの体とハーネスの間に大人の指が滑り込む程度の余裕をもたせましょう。

もう6歳になったし、大きくなったからいらないよね?

It was his own, private joke that had him laughing.

チャイルドシートが法律で義務付けられているのは、6歳未満の子どもです。しかし車のシートベルトが着用できるのは、身長が140cm以上の人だけ。子どもが6歳を過ぎてから身長140cmに達するまでの間も、実際はチャイルドシートやキッズシートを使うことでしか子どもの安全を確保することはできません。

例えば、身長140cm以下の子どもではシートベルトの肩ベルトは首にかかり、腰ベルトはお腹の位置まで上がってしまいます。この状態で大きな衝撃を受けると、首は内臓を傷つける可能性があります。

子どもの安全を思えばこそ、140cmに成長するまではチャイルドシートやキッズシートに固定してあげましょう。

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もう自分で乗れるでしょ?

子どもたちが小学生になってなんでも一人でできるようになったとしても、チャイルドシートやキッズシートに座るときは必ず大人がハーネスをつけるようにしましょう。子どもの力では、ハーネスベルトが緩すぎるのです。大人の力でしっかりとハーネスを締め、ハーネスの出口の位置も子どもの成長とともに調節してあげましょう。

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チャイルドシートの基本的な設置の仕方についてはこちらのJAFのHPをご覧ください。車の中での子どもの安全を守ってあげられるのは、同乗している大人しかいません。ひとりでも多くの人にシェアして広めてください。

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