ちえとくをフォローする

キッチン

フッ素加工のフライパンがすぐにダメになる原因

毎日使うものだからこそ、キッチン用品には使い勝手にこだわりたいもの。特別な品質のものや高価なものでなくても、調理時の効率を上げ、またお手入れも難しくない、そんな道具が普段使いのキッチン用品にぴったりです。

そんな使い勝手のよいキッチン道具たちの中で、みなさんフライパンは普段からどのように使っていますか?

調理用品を中心に企画・販売している和平フレイズ株式会社が公式Twitterで呼び掛けた、フライパンの使い方が話題を呼んでいます。

それがこちらです。

調理時に食材がこびりつかないように、フッ素樹脂加工されたフライパンは多くの家庭で使用されている定番の道具。

しかし、料理後熱々のフライパンにすぐに水をかけ急冷してしまうと、フライパン表面のフッ素樹脂加工が剥がれやすくなってフライパンの劣化につながってしまうのだそう。

フッ素樹脂加工されたフライパンの本体の多くが熱伝導のいいアルミでできているため、もし水をかけるのであれば、2分ほど待ちフライパン本体の温度が冷めるのを待つようにするといいとのこと。

この投稿に、ジューっとする音は汚れが浮いていると思っていた、など知らなかったと言う人が多数。

また、実際に取ったアンケートでも、7割以上の人が知らなかったと回答しています。

こびりつきにくく、便利なフッ素樹脂加工のフライパンですが、使用時は以下の点に気をつけるようにしてください。

・急激な温度上昇を避ける
調理前の予熱は中火で30秒から40秒程度かけます。フライパン本体がアルミのものが多いため熱伝導が良く、強火で予熱をしていしまうと温度が上がり過ぎてしまいフッ素樹脂加工が痛むそうです。また、長時間予熱をすると空焚きの状態となり、これも温度上昇を進め、フライパン表面の加工のはがれ等の原因になるのだそう。また、調理時は中火以下の火力で使用するようにしてください。

・金属製の調理器具を使用しない
金属製の調理器具は、フライパン表面に傷をつけやすく、その部分からフッ素樹脂加工が剥がれる可能性があります。木製のものや耐熱性樹脂のツールを使うようにしてください。

・メラミンスポンジや硬いスポンジは使用しない
使用後は中性洗剤を使って柔らかいスポンジで洗います。硬いスポンジ等でこすり洗いをすると、フッ素樹脂加工を傷つけるおそれがあります。

・買い換え時期の目安
残念ながら、見た目で判別できる寿命や目安はないそうですが、焼きそばを作ってみると劣化の具合がわかるそう。焼きそばを作ったときにフライパンにこびりつきやすくなってきたという場合は、フッ素樹脂加工が劣化している可能性が高くなっています。

フッ素樹脂加工の他にも最近は、フッ素樹脂にダイヤモンドの粒子を混ぜる事でフッ素の耐久性を上げたダイヤモンドコーティング、耐熱温度がフッ素樹脂加工よりも高く摩耗に強いセラミックコーティングといった、こびりつきにくいフライパンがありますが、どれも急激な温度変化が発生すると表面の加工を傷つけてしまう可能性があるため、フッ素樹脂加工のフライパン同様、空焚き、火加減、調理後すぐの急冷は避けるようにしてください

鉄製やステンレス製のフライパンと違い、安価な価格でも購入ができるフッ素樹脂加工のフライパンですが、こうして気をつけて使って長持ちさせていきたいですね。

プレビュー画像:©︎Twitter/waheifreiz

フッ素加工のフライパンがすぐにダメになる原因フッ素加工のフライパンがすぐにダメになる原因