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DIY

おうち果樹園の勧め:庭で育てたい6種類のフルーツ

柿やみかんなどは古くから庭木として愛されている果樹。お庭に植えて季節の味を楽しんでいる方も多いでしょう。さらに、最近では、海外産の珍しいフルーツの苗も園芸店などで手に入るようになっており、自分で育ててみたい!と多くのガーデナーの憧れの的となっています。

でも、特にバナナやグアバなどの南国フルーツは日本の気候でちゃんと育つのか不安もあるでしょう。この記事では、日本の庭でも比較的簡単に育てることができる果物をご紹介します。

1. 観賞用バナナ

観賞用バナナ(ピンクバナナ)は、バナナの中でも原種に近く、耐寒性もあり、丈夫な品種です。日本でも温暖な地域であれば、庭に植えることもできますが、露地植えにする場合には冬は防寒対策が必要です。大きな葉だけでも美しく、自宅やオフィス、庭にトロピカルムードをもたらしてくれます。もちろん実ったバナナは食用になります。皮が破れてきたら食べごろです!

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2. 食用ほおずき

淡いオレンジ色の実がかわいらしい「食用ほおずき」はフィサリスとも呼ばれ、エキゾチックな味と香りで人気が高まっています。食用ほおずきには家庭菜園でも栽培しやすい品種があり、園芸店やホームセンターでタネや苗が販売されています。多年草ですが、耐寒性がないので、一年草として扱われています。乾燥を嫌うので、特に夏は水やりを忘れないようにしましょう。

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3. スイカ

スイカといえば日本の夏の風物詩ですね。スイカは水分95%と水分豊富なフルーツですが、水はけのよい土に植えて、水やりも降雨のみで十分、乾燥ぎみに育てることがポイントです。スイカは栽培自体は簡単なのですが、かなり広い面積を必要とします。庭のスペースが狭い場合は、支柱に蔓を誘引して、写真のように空中栽培をすれば、コンパクトに育てることもできます。

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4. キウイ

キウイは農薬を使わずに簡単に栽培できる果樹です。つる性なのでつるを誘引する棚が必要になりますが、コンパクトに鉢植えも可能です。ただし、果実を収穫したい場合は雄株と雌株の2本の苗が必要です。

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5. イチジク

イチジクは古くから日本でも栽培されている果樹。とても丈夫で霜の被害を受けても再び芽を出し、育てやすいので初心者にもオススメです。また、植えつけから収穫までの期間が他の果樹と比べて短いのも魅力です。品種が多く、定番品種はもちろん、最近はフランス産黒イチジクや皮ごと食べられるものなど、珍しい品種が手に入ります。

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6. グアバ

グアバの原産地は熱帯の中南米です。土や水にはあまりこだわらない植物です。また、比較的風や寒さに強く、耐霜性のある品種(ストロベリーグァバやイエローストロベリーグァバなど)もあるので、品種を選べば温暖な地域での露地植えも可能です。また、鉢植えでも栽培、収穫が可能です。グアバの特徴は、香水のようなとても濃厚な香りです。春頃に咲く美しい白い花も楽しめます。

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番外編) トリュフ

トリュフといえば、世界三大珍味のひとつとして知られるキノコ。天然ものは目が飛び出るほどお高く保護されているため、本場のフランスやイタリアでは菌がついた苗木を使って果樹園型の人工栽培が行われてきました。そのため、ヨーロッパでは菌のついた苗木を購入し、自宅で育てる人も増えているようです。実は日本でもトリュフが自生していることがわかっています。ですから今後日本でも栽培が進んでいく可能性は大いにあるということ。もしかすると自宅で国産トリュフを楽しめる日が来るかもしれません!

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庭で果樹を育てると、収穫の喜びはもちろん、日々の成長や美しい花を愛でることもできます。市場にあまり出回っていない果樹を育てれば、さらに特別なおいしさを体験できる特典付き!ぜひ自宅で育ててみてください。

プレビュー画像:©︎Pinterest/Diane Edwards , ©︎Pinterest/•Katharina•