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拡大鏡と日光|この2つが引き起こしたのは収れん火災と呼ばれるものだった

火の用心。ほとんどの人が、まさか自分が出火原因になるとは思っていないかもしれません。しかしそれは大間違い。タバコを吸わない人でも、火を使って料理をしない人でも、まったく想像もしないようなところから大火事に繋がってしまう危険性があるのです。

今回紹介するのは、Twitterで話題になった「火の気のないところから出火した」大惨事に繋がりかねない事例です。

Twitterユーザー巣鴨ゆう子さんは、焦げ臭い臭いに目を覚ましたそうです。そして自分の足元を見て驚きました。なんと布団がメラメラと燃えていたのです!でも、特に火の気があったわけではないのに一体どうして?

『とりあえず片付いた…なんか焦げ臭いから「隣んちが火燃しでもしてるんかな…」と思ってたらまさかの自分の布団が燃えてた状況的に原因は鏡の反射だと思われる…部屋に鏡置いてる人、向きにはほんと気をつけて~』

信じられないようなことですが、なんと窓から差し込んだ日光が、部屋の中に置いてあった鏡に反射し、その反射した光がマットレスを熱し続けたことで発火に至ったのです!

巣鴨ゆう子さんによると、部屋に置いてあった鏡は拡大鏡だったそうです。

こういった、鏡やガラス瓶などが光を一点に集めてしまうことによって起こる火災は「収れん火災」と呼ばれており、太陽の高度が低くなる冬場に起きやすいとのこと。しかし今回のケースからも分かる通り、夏だからといって決して安心できるようなものではありません。もし室内に鏡などが置いてあるのであれば、その角度に注意してみてください。

「収れん火災」であわや惨事となったのは巣鴨ゆう子さんだけではないようです。工芸で使うクリスタルやガラス玉も要注意です。

火災は、私たちの想像もつかないところから襲ってきます。自分には関係がないと思わずに、正しい知識を持って未然に防ぎましょう。

プレビュー画像: / © Twitter/ TarakoButters

拡大鏡と日光|この2つが引き起こしたのは収れん火災と呼ばれるものだった拡大鏡と日光|この2つが引き起こしたのは収れん火災と呼ばれるものだった